ゴム動力で飛ぶプテラノドン


おかげさまで超小型飛行体研究所ショップで人気のゴム動力プテラ 組み立て方は基本組み立てビデオを見ていただければ大体解るかと思いますが、表現がつたない部分もあるためいくつか追記します。
電動の羽ばたき飛行機でも基本同じことなので、目を通していただけるといいニャ
3Dプリントパーツのみのお求めはこちらでどうぞ(こちらでは好きな色を指定することができます)。3Dプリントパーツのみを購入された場合以下のパーツを別にそろえて下さい。
1mmカーボンロッド 1M 1本(25センチ2本 10センチ2本 20センチ 1本を切り出します)
2ミリカーボンパイプ 1本( 12センチ 胴体下のフレームに使います)
0.8ミリピアノ線 一本 75ミリ  (クランクロッド用)
1.4ミリ 真鍮パイプ 内径1mm 一本 長さ6mm必要です クランクロッドのベアリングとして使います。
FAI TAN RUBBER 1/8 inch
0.01ミリポリエチレンフィルム 生鮮食料品を入れるロール状の袋から採取できます。
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関節となるCリングに翼の肩骨や尾翼根元を固定する際は、Cリングの隙間にロッド部分を押し付けるのではなく、必ず画像のような方向で抜き差しを行ってください。
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プテラバー改の尾翼説明図
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水平尾翼は調整のため適度な硬さで保持されるようになっていますが、飛ばしこんでいるうちに保持が弱くなることがあるので、ほぼ調整が終わったところで、爪楊枝の先に少しだけつけた瞬間接着剤で軽~く 固定したほうが、飛ばすたびに調整しなおす手間が省けるで便利です、ただし瞬間接着剤を多量につけてしまうと、その後まったく尾翼を可動できなくなるので、つける量はほんの極僅かにしてください、心配な方は瞬間接着剤でなく木工ボンドや各種ボンドなどを使うと良いでしょう。
プテラバー改では改修されています。もしゆるくなってしまったときはネジを適度な加減で締めこんでください。
ただし過剰な締めすぎはねじ山の破損に繋がりますので気をつけてください。
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羽フィルムの貼り方について
3ミリ幅の両面テープは5ミリ幅や10ミリ幅の両面テープ(紙タイプでなくフィルムタイプ)をご自分で3ミリ幅にカットしたものを使用してください。カットする際にはカッティングボードに両面テープを貼り軽く押さえてから、定規を当ててほぼ3ミリ幅にカットします。カットしたテープをボードからはがす作業でしくじりやすい方は、カッティングボードにガムテープやクラフトテープを一端貼り、その上に両面テープを貼ってからカットすると、カットした両面テープがはがしやすくなります。
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羽フィルムは貼り方はクシャクシャにしてから貼る「しわ張り」か、しわをわざと作らずそのままフィルムを貼る
「直貼り」という方法がありますが、それぞれの方法には一長一短があります。
しわ張りは羽ばたきによる推力を出しやすく、張り方のずれも吸収しやすいため、調整がしやすく飛びも良い傾向にあります。ただし飛行回数を重ねていくと、しわにした羽フィルムの疲労から剛性が低下し飛びが急に悪くなります。この悪くなる速度は翼面加重に反比例します。。
直貼りは羽ばたきによる推力はしわ張りにくらべ若干劣りますが、綺麗に貼れた場合は飛行可能な飛行回数がしわ張りにくらべ多く、明らかに羽フィルムの疲労が来るのが遅くなります。ただし直進調整はしわ張りにくらべ少しだけシビアです。

まとめるとしわ張りは簡単で良く飛ぶがフィルム寿命が直貼りに比べ短い。

ちなみに私は不精なので、プテラバーの場合、寿命の長い直貼りを好んで使います。

どちらも簡単に試せるような構造になっていますので興味ある方は両方を試してご自身で
体験および検証されるのも面白いかもしれません。
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羽ばたき飛行機の羽根は生きている鳥の羽根にくらべ自浄作用や、自己修復機能がないため
いずれの張り方をしても、やがてフィルムがくたびれて、飛びが悪くなるときが必ず来ます。
十分に羽ばたいているのに、飛びが悪くなってきたなあと思ったときは、羽根の貼り替えをしてみてください。
その際カーボンロッドを軽く曲げてみて、ロッドの張りが弱いなと感じた場合はロッドも交換してください。
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付属のゴムはFAI RUBBER1/8インチというものです、使用前にゴムを小さな袋に入れて、髪に使うリンスを数滴たらして、リンスをゴムに馴染ませてから、使用するとゴム同士の摩擦が減るため寿命が伸び飛行もよくなります。ゴムの表面にうっすらリンスがつくくらいがいい感じです。沢山つけすぎるとゴムが解ける際にリンスが飛び散って羽根フィルムに付着するので、沢山つけすぎたと思ったときはティッシュでふき取ってから使用してください。模型ゴム専用の潤滑油をお持ちの方はそちらを当然おすすめします。
巻く回数の限界は巻き始めてからコブができそのコブが全て連なった後から50回が最大巻き数です。
飛ばす環境によってゴムの寿命は大きく変わります、気温、湿度、直射日光への露出時間、巻き込み加減、
飛行回数、などさまざまな要素が絡みますが、巻いたときにできるコブが全て連なるくらい巻いた時点で飛行させたときに、空中で羽ばたけなくなっていれば、そのゴムは寿命を迎えています。切れるまで遊ぶか、新しいゴムに交換してください。
ゴムが入手しづらい場合は輪ゴムを2本つなげたものを4組でも代用可能ですが性能はFAIラバーに劣ります。
体育館など室内で飛ばす際はリンスはつけないか、つけても絶対飛び散らない量にしてください、リンスが床に飛び散ると床が滑りやすくなるので、その点を注意して使用してください。
プテラバーの基準ゴム長さは50センチです、この長さのFAI RUBBER1/8インチゴムを切り出して結んで使用してください。
完成後の直進調整などはこちらの記事を参考にしてみてください。

pteranodon (click to view in 3D)

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pteranodon
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クランク部の寸法図です、多少違っていても問題ありませんがクランクの旋回半径が前後ともに同じ半径になるように各角度に気をつけてください。
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by mayoneko | 2013-08-14 11:40 | 羽ばたき飛行機 | Comments(0)

飛ぶって、楽しいニャー


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