1/48スケールのカウリングの作りかた

えー、まずいつか作ろうと思って眺めていただけの、プラモを一つ用意します、でその中からカウリングパーツを切り離し、なにか棒に固定します(原型はタダの丸いカウリングなら、ペットボトルの蓋とか電池の尻とか堅めでサイズがあえばなんでもOK)。その棒を万力などで確実に固定します。そして普段からかみさんにいくら罵倒されようとも決して捨てなかった誰が見てもゴミとしか思えない、接着材とかお菓子のとかのブリスター(うまく機体サイズが合えば切り出せば終わりと言うラッキーなこともある)を適当な大きさに切り、軍手を両手にはめて、ブリスターの両端を持ってホットドライヤーや熱線コンロなどにかざします、なければろうそくの炎から十分に距離を置いて、切り出したブリスター片を温めます、よく見ていると、一回ブリスター表面がヘニャヘニャになりゆるみその後 すぅーっと きれいに張り始めます
「 いまだっ! 」 
1/48スケールのカウリングの作りかた_d0067943_05196.jpg
 気合いもろとも 先ほど固定したカウリング原型にかぶせ下に一気に引っ張ります。
このときの加減である程度できあがりの厚みも調整できます。ようは習うより慣れろって奴で、
やっていればそのうち必ずできます、慣れてしまえばこのくらいのちっこいサイズなら百発百中で作れるようになりますにゃー ただし この領域にはかなり重いっすよ 
大体カウリング一個0.1g ニャリ! 凝りは即重さにつながる
検索タグ バキュームフォーム 絞り出し 熱成型 プラモデル ヒートフォーミング
Commented by kobara at 2007-08-20 00:35 x
なるほど~、いつか作ろうとして、眺めていた1/48スケールの機体を山のように持っている、飛行機プラモオタクかどうかが、ポイントのようですにゃ~^.^;
さ~て代わりのものは??旋盤で作るかな、丸いし、
Commented by litutuki at 2007-08-20 01:05 x
なんだか目が冴えて眠れないので巡回していましたら・・・・・としちゃん下の回答で目が開きこの紹介で一気に目がさめてしまいました。これは、1/48スケール買占めが始まる予感がする (。_。)φメモメモ
※機械加工の機材を持っている人は良いなぁ・・・益々眠れない熱帯夜。
Commented by としちゃん at 2007-08-20 11:48 x
そうそうくれぐれも火傷には気をつけてくださいね。プラモ原型で一番便利なのはキャノピーですね、ゼロからのキャノピーの原型作りは気を使いますが、手持ちプラモを原型にするのなら超楽勝です。キャノピーの時はオリーブ油を原型に塗っておくと綺麗に型どりすることができますよ。
Commented by 野末 at 2007-08-20 16:41 x
そうです、手抜きバキュームです。僕もプラモを型にしたりしてますよ。オイルも良いですが、僕はちゃーんと離型剤を使ってます。あぶる時は、卓上コンロです。
Commented by 蛸林 at 2007-08-21 00:31 x
物干竿カバーの熱収縮する塩ビチューブも使えそうですね。色も、グレートか水色とかありますし。
昔っからキャノピーなんかは塩ビでしたが、でも、塩ビって重いんですよね・・・

ラジコンカーのボディーなんかでは丈夫で軽いポリカーボネートが使われていますが、この薄板って、どんなところ手に入るんでしょうか?
捜してはいるのですが、見かけるのは、塩ビ、PET、ポリエチレンばかりです(TT)
Commented by 蛸林 at 2007-08-21 01:04 x
P.S.
この物干竿カバーって瞬間接着剤が効くところが嬉しいです(^^)/
Commented by としちゃん at 2007-08-21 11:29 x
ポリカーボネイト板昔ハンズとかで売っていたような気がしますが、最近はないのかな? ところで 物干し竿カバーって薄いから良さそうですね接着剤も効くようで情報ありがとうございます。
Commented by kobara at 2007-08-21 11:46 x
昔バッテリーパックするのに物干しカバーを大量に持っていますが
あれは思いっきり収縮するので、収縮したところで、えいや!ってやるのかな?
Commented by mayoneko at 2007-08-21 23:50
たかはしさんから、出張先よりコメントいただきました。なぜか出先からここへ書き込めないようで、私が代わって投稿します たかはしのキャメルのカウリングもとしちゃんと同じ方法で成形しました。ただし今回の素材はいわゆるプラバン。材質的には発泡スチロールと同じポリスチレンですが、発泡してないソリッドシートですね。塗装や接着はプラモデルと同じでOKです。
Commented by mayoneko at 2007-08-21 23:50
前回のE.IIIのときは、薄手のクリアファイル(書類フォルダー)を使いました。こちらの材質はポリプロピレン。接着や塗装はしにくいですが成形はしやすいです。としちゃんが使ったブリスターは最近ならA-PETが多いと思います。卵パックなどがたいていこれです。比較的低温で成形できますが比重が 1.4と重いのが難点。ブリスターも以前は塩化ビニルが多かったですけどね。これは軟化する温度が高く、成形にコツが必要でした。あと身近な素材でとくに透明のものといえばコンビニ弁当のフタはOPSといって、延伸をかけたポリスチレンです。シートの押出時に引っ張って薄くしてあるので、再度熱をかけると縮んで厚手のシートに変わってしまいますから今回の用途には不向きですね。ご参考まで。
Commented by mayoneko at 2007-08-21 23:51
ちなみに、細かい事をいえば今回紹介の技法は絞り出し(ヒートフォーミング)であって、バキュームフォーミング(真空成形)とは違います。真空成形は軟化させたシートを負圧で型に押し付ける仕組み。個人でも簡単な器具を自作すれば真空掃除機をパワーソースにして真空成形はやれます。ただし精度は量産品にはかなわないですね~
要らぬ事を書くと、実はまあさんは真空成形のプロです。何か補足があったらまあさんよろしく^OPSも、周囲をじょうぶなクランプでがっちりと押さえて縮まないようにして、強力な負圧をかければ成形できるんですが・・・(弁当のフタはそうやって成形している)自作の器具ではちょっと難しいかもついでに補足しておくと、プラバンでも透明で薄手のものでは延伸がかかっているので熱すると縮んでしまいます。これを逆手にとって、「縮むプラバン」という製品があるくらいです。まあこういうことは知識で仕入れるのではなく自分でやってみるに限りますけどね~それも趣味の楽しさ。
Commented by mayoneko at 2007-08-21 23:55
と言うわけで、プロならではのトリビアな情報をよせてくれました。
ありがとうございます。
Commented by たかはし at 2007-08-22 21:39 x
としちゃん情報転載ありがとうございます。大阪の某ビジネスホテルの無線LANはどうも長い文章をアップできないみたいで・・・^^;たまたま高校野球の決勝まで進出して善戦した広島の高校ご一行さまと同宿だったので、けさ最後の戦いに出陣する球児を見送れたのは奇遇でした。それにしても関西も非情な暑さです。甲子園では最後までみんなよくがんばったねえ感心。
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by mayoneko | 2007-08-20 00:21 | 製作工程 | Comments(13)

飛ぶって、楽しいニャー


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