alula evo 壱号機
2009年 09月 16日
零号機alulaは勢いで作ってしまったので、制作中の写真が無い。零号機はこのタイプの機体操縦訓練とどこが壊れるか、どんな不具合が起きるかを見たかったこともあり、素直に組んだ。グランドでランチして飛ばすだけだが、それでも良い経験が積めた。この経験を生かして壱号機alula evoを製作した。
(実はスロープデビューが近そうな感じもするため気合いが入る)

今回の組み立てで、もっとも重点を置いた点は
*デジタルサーボの採用 (エレボン機はできるだけ正確に舵が入り、ニュートラルがとても大事だと感じた為)
*機首の強化 (落としまくると、機首がもげる)
*カラーリング (楽な方法でかっちょよくしたい)
デジタルサーボでなくても良いかもしれないが、勝手にニュートラルがずれるのは非常に困る。
出来るだけ楽に飛ばしたく条件が良いときは滑空は機体に任せきりにして、エルロン操作だけに集中したいので、手持ちで偶然2個余っていたFutaba S-3154を載せる。ただこのサーボだと搭載時にサーボの厚みが高く主翼下面にサーボケースが出っ張るため、サーボを置く穴の底部分をいったん切り取り、底部の厚みを薄くしてから主翼に戻し接着して、そこにサーボをはめ込んだ。


機首の強化は一番折れるというか、もげる場所である線の流れ方がきつい部分に集中する
そこで機首と主翼の付け根のRを増やし

さらに実際零号機で数回首がもげた亀裂箇所を横断する形で1㎜カーボンロッドを機首左右に埋め込み接着

ついでに胴体パーツと主翼との間に出来る大きな継ぎ目に先ほどサーボを埋め込むときにカットした部材を接着して整形した。(この部分が偶然フェンスなどに直撃すると、結構深くへこむので)


あと僅かなことだが(効くの効かないのか解らないが、積み重ねが僅かな変化を促すと信じて)
主翼後縁や尾翼縁の厚みを極力減らし、EPP特有のBCGのようなバリ(英語ではFlashというらしい)もよくよく切れるカッターで適当に落とした。ただEPPのバリは数が半端ではなく、前回コレをサンドペーパーで全て落としてみたが、ペーパーをかけたところと、かけないところの艶が激しく変わって美しくなく整えるためには全てを徹底的に磨く必要がありしんどいので、徹底的に消すのでは無くカッターでそれほど翼面に押しつけずに軽く引っかかる程度の高さの高い物だけそいだ。
キンキンにキレイにしすぎると僅かな傷が気になって、しょうがなくなるんで適当に流すのが信条


あと画像は無いが大きな段差が生じる部分で目立つところにはテープを貼った。
さらにいつもなら電源にリポを使うところを、今回は飛ばすスロープの掟に従ってニッケル水素の300mAの電池を搭載した。結果総重量は補強やテープ、電池の選択も相まって
零号機154g→壱号機172g と18gも太ったが、スロープ専用と言うことで重くなってもいいのかな?
まースロープデビューしてないんでネットでの聞きかじりでは重くても良さそうだろうと納得する。
ちなみに2サーボ受信機合わせての5V時の待機電流は20mA、そこそこサーボを飛行しているときの感覚に近く動かすと200mA程度で、通常操作ではあり得ないくらい超激しく小刻みに早く動かすと500mA程度流れる。角度を維持している状態では、一瞬200mA程度流れたあと、すぐに20mA程度に落ち着く、
このことから300mAの電池で1時間くらいは行けるんではないかとトラタヌ。

カラーリングはイラストレーターでいくつかデザインをシミュレーションして、翼のラインを拾った紙にエイヤでカッターを曲線状にふるい、その紙の裏側に両面テープを貼って主翼に貼り付けマスキング、そのあとサッとスプレーして、乾いたところでマスキング取って出来上がり、塗ったあとでッミッチャクロン吹くの忘れたことに気づくが まっいっか
次の4連休いずれか晴れることを、所長に強くお願いすることにした。
20090922にalula evo スロープデビュービデオ
重心位置や調整については操縦の癖や飛ばしかたの好みにも前後されると思われるが、このスロープデビュー時にはTEAM QUADRAの須田さんと意見が一致している。参考記事リンク

(といっても2㎜とか1.5㎜くらい後ろで滑空時の挙動を見て一番何もしなくても伸びがよい辺りを探った結果でた位置なので、かなりフィーリングに左右された物です)
平地でなおかつ微風時はハンドランチして飛ばすには150g台の方が断然楽しく感じる。滑空の伸びが170g台に比べ少しは良いのでそう感じるのかもしれない。スロープ体験時に微風の中では170g台と180g台でかなり浮きが違うことが観察できた。
ちなみにプロポと舵角の設定はJRでウィングタイプ デルタ ディファレンシャル20%
でエレベーターのみEXP60% を入れている、ダウン方向の挙動はかなりクイックなのでダウン方向のみEXPが設定できる高級機種であればダウンのみ60%でアップは30%位でもいいかもしれない。
舵角はエレベーター、エルロン共に上下4㎜くらいです

ついにスロープデビューですか!
そちらでは、近くにそういった場所あるのですか?
裏面は実はまだ決めていません、今までモグラとかでいろいろ試したんですが、私の目の場合、ハデに塗ってあっても機体のシルエットに潰れて見えにくく、こんどスロープで他の人の機体を眺めて、どんなパターンで塗れば自分に効果的か確かめてから塗るつもりです。
手頃なスロープが近くにあれば最高ですが、連休に車で2時間以上かけて山奥に遠征するつもりです。
そういえばそちらには中田島砂丘という良さそうな場所があるようですね。以前おっしゃっていた小さい機体飛ばすには不便な遠州風がスロープグライダーには味方してくれそうですね。

でも、あそこは相当風が強いですよ。紹介されてたビデオは、たまたま良い風だったと思います。
なにしろ、5月の浜松祭りでは、あそこで大凧を(6畳から8畳)上げるんですよ。我が家のすぐそばにもスロープではないけど、いい風が吹いてるところがあります。
の家の周りなら、堤防とか犬の散歩ついでに数回投げてお手軽に楽しむなんてできて良さそうですね。

きっちり塗っても上手だけど、最低限の労力(塗料の重量)でのシンプルな塗り分けが素敵。
まだ大f型機(普通のRC機では、小型か?)には趣旨が動きませんが、「効くの効かないのか解らないが、積み重ねが僅かな変化を促す」という、地道な(拝むような)努力は、サイズにかかわらずありますね。

ここのところマスキングによる多色分けとか、すっかり根性無くて出来ない体質になっています。
効くのか効かないのかかではいつも悩みます、
出来るだけ手は抜きたいので(笑)
飛行会で機体になにかを付け足したり、カットして比較の飛行をしてみたとき、かなり大胆なことをしても体感的には感じなかったり、逆にこんな僅かなことでと驚くくらい変化するときもあります、それが予想や経験の範囲を超えていることも多く、超小型になると尚更それが顕著で面白いですね。

今オーダーしても3週間待ちのようですね、そのうち国内販売がはじまるかもしれませんが、その前にもう一機次は分割して持ち歩ける仕様も製作してみたいので、そのうちまた注文するかもしれません、その時はお声がけしますね。

その時はぜひお願いしまーす。
