推力測定
2009年 10月 03日

電圧は全て3.5V
モーター ピニオン ドライブ ギヤ比 電流mA 推力g 効率g/W
オレンジ 12 48 4 380 12.4 9.32
オレンジ 12 36 3 490 12.1 7.05
レッド 9 36 4 740 15.3 5.90
レッド 9 48 5.3 570 16.5 8.27
ピニオンの8歯があれば、もう少し効率よいところも探れるかもしれない。
また効率の一番高いところでもう少しピッチが深い5035(インチ)や120×90(㎜)あたりが入手できれば、もう少しの推力アップが期待できるかも。
いずれにせよギヤ比とプロペラの選択はモーターが一番効率よく仕事が出来る回転数を維持できる組み合わせを探ることが大事。推力だけを求めて高回転なギヤ比にしても、そのプロペラをその回転数で回しきるトルクがモーターから出ていなければ過負荷となり、回転数は上がらず発熱する、そのため効率が著しく落ち、またモーターの発熱によるモーター寿命を縮めることになるので長期使用を前提とする場合あまりお勧めできない。かといってやたらギヤ比の比率をあげてトルクが足りても、モーターの最高回転数は決まっているので今度はプロペラ回転数が上がらず推力が出ず、それでも消費電力はベストな組み合わせの時とそう変わらないので、これまた効率が悪い。
小型モーターの性能曲線はなかなか公表されていないので、手持ちのギヤを組み合わせて良いところを探るしかない。
なおエコフライトの場合は水平飛行時に必要とする推力を得るためだけの組み合わせとなるので、この限りではない。その場合Ω数の高いモーターで電流値をとりあえず抑えてなおかつ、必要推力を得るときに最大の効率となる組み合わせをプロペラ各サイズ、ピッチ、形状とあらゆるギヤ比でテストして確かめる必要があるのでもの凄い組み合わせの数になり大変だニャー
ちなみに4年前になるがトラタヌ猫賊号が30リポとsicoh4mm32Ωモーター、72㎜バルサペラ、ギヤ比90対9で4gの機体が
30分以上飛行できた。単純計算すれば旋回しながらの水平飛行に総電流値60mA以下で飛行していることになる。最近ではgeorgeさんが10リポで20分近く飛ばしたことがあった。その場合総電流値30mA程度で飛んでいる 消費電流50%削減 まさにエコフライト
モータやプロペラ、ギアの話を今読むと良く分かります。回転数の上限や有効なトルク域など漠然と考えていました。というより、組んで回してみて「これくらいかな」のレベル。
自分なりに少しは経験上のデータが出来ましたが、確信は持てません。やっぱり実践あるのみでしょうか。
消費電量も気にするようになりましたが、気にしているだけです(笑)。さらに機体形状との絡みが出てくると、ホント、キリが無いですね。



リクエストされて、すぐに ここまでのデータが出せるってすごい!

水平飛行ですら機体重量の70%は必要な感じで、コテッときやすいので、それに対するリカバリーやファンフライのような動きをするにはやはり機体重量に対して最大推力は150%は欲しい感じです。