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小型フリーフライトグライダーをRC化してみた。

やまめ工房さんから譲って頂いた。スパン635㎜のフリーフライトSALグライダーをRC化してみた。
1号機で手が慣れたおかげもあり、スムーズにリンケージやサーボ搭載を行うことが出来、機首もよりコンパクトかつスリム仕上げることが出来た。(以前は機首幅31㎜ 今回は機首幅21㎜) 今回行った工作手順は以下の通り。なにはともあれ、フリーフライトでの最適重心位置の印を翼につけておく。
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次にラダーとエレベーターの加工を行う。ヒンジはブレンダムテープを使い、ホーンは航空ベニヤを適当にカットした物を使った。水平尾翼はバルサの桁で高さを稼ぎ、ダウン側の作動量を確保する。
リンケージロッドは0.7㎜カーボンチューブと0.3㎜ステンレス線を組み合わせる。
ロッドガイドは1㎝にカットした内径0.8㎜の塩ビパイプをリンケージロッド一本当たり3個使った。
極力リンケージロッドを無理の無い自然なラインを描く状態に配置し、そのままの形でロッドガイドを瞬間接着剤で固定した。
小型フリーフライトグライダーをRC化してみた。_d0067943_21464678.jpg

フリーフライト→RC化にあたり最初にエレベーターとラダーの加工とリンケージ工作を行った訳だが、これには理由があって、まず機体後部の重量を正確に決定しておかないと、サーボ、受信機、電池をテープで仮止めして、適正な重心位置を得られる部品の最適な配置が得られないからである。特に尾翼回りは重心位置から距離が離れているので、テコの原理で僅かな重量差で重心位置が狂いやすい。機首を先に作って、尾翼を取り付けてみたら、後ろ重心過ぎて機首を延長するとか、バラストを積むとかはよくある。
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今回サーボの固定は耐衝撃用瞬間接着剤と3㎜バルサ板で固定した。機首を細くするためにサーボもずらして配置し、サーボ基盤そのものも機首構造材として利用した。
小型フリーフライトグライダーをRC化してみた。_d0067943_2271986.jpg

ここの作業でもっとも意識すべきは接着剤を余計な場所に決して付着させないように細心の注意を払うこと。
瞬間接着剤がサーボのギヤに流れ込んだり、EPP用接着剤が可動部についたら、とても悲しいことになる。
小型フリーフライトグライダーをRC化してみた。_d0067943_2273546.jpg

受信機は両面テープで固定
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機首の外皮は3㎜厚20㎜幅のEPP板でまず上下を塞ぎ、機首の側面ラインを形作る
小型フリーフライトグライダーをRC化してみた。_d0067943_2210354.jpg

次に3㎜厚20㎜幅EPP板で機首側面を貼る。
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電池はマジックテープで上のカーボンパイプと下のバルサの桁の間に収容する。
小型フリーフライトグライダーをRC化してみた。_d0067943_2219548.jpg

接着剤が乾いたら、機首をよく切れるカッターで成型して出来上がり。
改造前重量が19g RC化後が27gになった
前回の1号機と同じメカ構成(1.5gサーボ2個1.8g軽量受信機 EPP製機首)のときと同じくほぼ8gの重量増加となった。このことからフリーフライト(1.5gサーボ仕様)RC化はほぼ8g増量みておけば良いと解った。
現在のスペックはスパン635㎜ 全長580㎜ 重さ27g 翼面荷重6.5g/dm2
たぶん確実に風速1m/s以下用だが、飛びを見るのがとっても楽しみな機体だニャあ。
晴れた日に機体全体の画像を追加しようと思う。

追記

ちっこいサーマルに乗りやすい機体だが残念ながらそのシーンは撮影できていない。
大きなサーマルだと常に降ろすことを念頭に入れて操縦していないと天に召されてしまいます
。重心はやまめ工房さんの指摘どうりフリーフライト仕様より5㎜ほど前に前進している。
そのためか無風状態で静気流の状態でポンと投げての降りてくるまでは30秒ちょっとぐらいの機体になってしまっているが何せ飛ばす場所を選ばないので大変に気が楽で楽しめる機体。
小型フリーフライトグライダーをRC化してみた。_d0067943_15251463.jpg

追記 2011/02/01
また猫に翼を囓られたので大幅修理、ここ10ヶ月間3日とあけずに飛ばし続けたため修理の積み重ねで重さはいつの間にか
160リポ込みで40gになっていた。体重54kの人が80kになったまさにメタぼったわけ。
RCグライダーとしてバランス的にはこのくらいの方が良いようで、多少の風の日でも遊んでいられる機体になっている。静気流時の耐空性能は力一杯投げてギリギリ30秒行くか行かないかに下がっているが、風速3M以下のの風であれば前に出て行けるので私の住んでいる環境では飛ばす日を余り選ばなくなり、ますます飛べるのと、なぜかサーマルハント率が上がってきているようにも思う。
Commented by やまめ工房 at 2010-04-23 08:02
どんな飛びになるかとっても楽しみ。
この翼面荷重ならインドアでも充分飛ばせそうですね。
水平と垂直の前後配置が入れ変わってるので5mmぐらい重心位置が前進するかも。
Commented by としちゃん at 2010-04-23 21:45
土曜の朝晴れてたら、出撃する予定です(早起きが出来れば)
Commented by hiroyukiF at 2019-05-14 14:52
お久しぶりです。やまめ工房さんが小型RCHLG70㎝を9月を目処に予約販売すると言っているので買いたいと考えております。受信機、サーボ、リポ、リンケージについて注意する事を教えていただければ幸いです。
Commented by mayoneko at 2019-05-15 11:36
hiroyukiFさん、おひさしぶりです。受信機、サーボ、極力軽いものを。リポは2サーボ仕様なら160リポで1時間は遊んでいられますが、使用する受信機とサーボで使用可能時間は変化するので事前に確認を。超軽量モードのときは70リポとかも使っていましたが風に弱くなるので無風時専用で、なんだかんだ160リポが常用でした。リンケージは釣り糸のPEライン1号か1.5号の両引がおすすめです。
Commented by hiroyukiF at 2019-05-23 10:32
ご回答をありがとうございます。Eflite Whitpitの受信機、サーボを流用しようと思いました。リポは150Amhを使用しているのでそれを。リンケージはピアノ線を考えていましたが釣り糸も検討してみます。アドバイスをありがとうございます。
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by mayoneko | 2010-04-22 23:49 | グライダー | Comments(5)

飛ぶって、楽しいニャー


by mayoneko
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