Blade 1.5e 主翼構造
2011年 03月 07日
壊れたところから中を覗いたり、ライトで透かしてみたりした。

前縁材(プラッチックのようなもの上の主翼前縁中央に露出している白い帯部分)
の複雑骨折して中折れしていた部分をいったん除去して、中を覗いたが
穴から覗いても目のピントが合わない、そこででカメラで撮ってみるとよく見えた。

主桁はかなり厚め織りのカーボンクロスで出来ている 頑丈そう

透かして見ると、バルサの目がよく見える
主翼はカーボン主桁とエルロン前の副桁をバルサとグラスファイバーでできたモノコック構造が覆っている
前縁は固くて粘るABSよりは軽い白い樹脂 (これがロハセルなのか?)

エルロンの断面で構造がかなり判る エルロン前縁はバルサ 後縁は前縁と同じ樹脂

いまさら気がついたのだが、エルロンを上に上げたときの隙間が多く、
高速時に問題がないのかが気になる、高速時はエルロンが動く量は僅かだが、
それでも隙間が空くわけで 気になる (フェアリング?)処理をした方がいいのかしらん。

自分で理解しやすいように図を書いてみた。これがバルサシャーレという構造なのかしらん。
穴が空いている主翼の方は塞ぐ前に内側から押し返して変形を修正できるはず
問題は上画像黒バックの翼断面下部のように主桁部と中空部の境でバルサが折れかかっていて
そのためグラスが浮いたりして波うってしまっている左の主翼で
こちらの前縁は幸い折れていないので、内側にアクセス出来る部分が無い
そこでワザと穴を要所要所に空けて、ピアノ線などの治具で内側に引っ張るか押すかして
正しい形に戻しつつその形状を保持するような修理をしなければならないが
う~ん一体どうやろう??? とんち が求められますニャア ポクポク
WEBでシャーレ 翼 修理 などで検索すると ハデに壊れても綺麗に修理した様子が
解説されているページが案外たくさんあったので、とても参考になる。
追記
機種は違うが、こんな感じで修理した。構造はBladeとまったく同じ X-wING Sigmaの修理