佐渡ドンデン大滝山スロープGPSを使った飛行ルート分析
2011年 05月 03日
飛行ついでにバードオブタイムにGPSロガーGT-730FL-Sを積んでおいたことで興味深いログが取れた。
下の画像はクリックすれば拡大できるので、興味がある人は押してみてください。
等高線の間隔は細線10M 太線ごとに50M
赤いグチャグチャの線が恥ずかしい飛行ルート ほんとグダグダで
強風に弄ばれている様がよく残っている。
今回自分的には意識的にかなり遠くまで出したつもりだったが、
最高で260M程度しか出していないことが解った。
他の方の同スパン機体の飛行ルートをみていても赤線が一番重ねっているあたりなので
皆ほぼ道路上150M前後あたりを飛ばしていると推測できる。
今回大滝山山頂に着いたときはすでに左側(つまり山側)からの風に変わってしまっていたが
車で登っている時に同時に登りだしたトンビの飛行ルート(ほぼ白線のような軌道)のときは
風は確実に右側(海側 両津側)から吹いていたと推測できる。それも微風で
等高線がへこんだ谷に沿って風が登っているのではないかとも推測し
それに沿ってトンビが一切羽ばたかずに高度を稼いでいったことを観察したので、
微風に近い状態でも十分にソアリング可能だと思える。
次に山側からの風のときにトンビがもっとも集中していた楕円で囲んだ箇所は
気流的は一番安定していると思われ、実際Xwing Sigmaの飛行はこのエリアで
ソアリングをゆったり楽しんだ。等高線のツミ具合でみると周囲より緩やかな斜面だと見て取れる
ちなみにBOTの飛行時にはトンビたちはすでに撤収して一匹もいなくなっていた。
(先生が撤収したということは条件的には悪かったと判断できる)
あと大滝山の大の字の上辺りは頂上から10Mほど下がった窪地で
ここで高度を落とすと、風が全くなくなる上 発航地点からは死角になる。
たった一回のログ取りでここまで遊べるのだから
データが揃ってくると さらに遊べる気がして面白い
そして、そのうちこんな景色の中をノンビリ飛ばすことになる
佐渡牛の放牧地域でもあるので牛さんとのスケジュール調整が必須だが
チャンスはあると思う。
同日の目の前を
当日、1時間ごとの両津の記録が気象庁にあります。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_a1.php?prec_no=54&prec_ch=%90V%8A%83%8C%A7&block_no=0518&block_ch=%97%BC%92%C3&year=2011&month=4&day=30&elm=hourly&view=
ドンデン山荘と一の段でも、風の吹く条件が違うのは体験済みなので、両津では東からの海風が記録されていなくても、大滝山では上がっていたということでしょうね。次回は、朝一からデータ取りも合わせて準備したいものです。また、来てください。
この装置、どこの管轄で、装置がテレメーター対応になっているのか、いないのかわかりません。
ライブカメラの設置は、以前から検討しているのですが、審査が通ればウェザーニュースが無料で機材を提供してくれます。
問題となるのはドンデン山荘側の条件で、以下の内容をクリアする必要があります。
1.ウェザーニュース会員(月額315円/税込)になること
2.ブロードバンド環境が用意されていること
3.ブロードバンドルータの準備
4.ルータLANポートがカメラ専用で確保できるか
5.ルータはIPアドレス自動取得(DHCP)機能が有効か
6.ルータからカメラ設置場所までLANケーブルを用意できるか
7.設置場所に電源が必要
8.設置スペース(およそ20㎝四方)
応募については毎月末の締め切りで選考を行い、翌月の中旬頃に選考結果をメールで連絡。この応募はだれでも申し込み可能です。詳細はPDFをダウンロード。
http://weathernews.jp/event/livecam/2006Jancam_app.pdf
あとは風見の取付にOKが出て、その画像位置をウェザーニュースがOKと言えば使えますね。
会員料をうまく何らかの予算に織り込めれば最高ですね。