がまと山椒とメダカ 世界の始まり
2011年 07月 05日
直径3尺(約90センチ)ある大水盤なので涼感たっぷり。毎朝餌やりがてら眺めることが楽しみになった。

立ち上げとは水盤世界の生態系が旨いこと回りだすことを指す。
魚から出る老廃物が、うまいこと分解されて植物の肥料になり、過剰な肥料分はドンドン増える山椒藻を取り除いていくことによって、富栄養化も防げる。
うまいこと分解というのが味噌でメダカの老廃物のなかにあるアンモニアや亜硝酸(魚にとっては有害)などを分解する微生物を素早く増殖させるために、砂利と水辺の植物を植え込んだあと調子の良い水槽の汚泥と砂を少量入れ、ついでにその辺に転がっていた虫の死体も放り込んでいおいた。
死体の腐敗も利用し分解する微生物や菌の増殖を促す魂胆。
丈夫なキンギョ一匹放り込んで立ち上げを手伝って貰うのも手だが
あとでつかまえるのが面倒なので今回は虫の死体にした。
もし虫の死体が落ちていなかったら鶏肉などの肉片を少量放り込むつもりだった。

一週間後メダカ20匹を投入一月経ったいまでも皆元気で泳いでいるのと、山椒藻やガマの穂、ウオーターコインの増殖も活発なので。立ち上げは成功したと思える。あとは増えすぎた山椒藻だけ取り除きつつ
当面餌と水位だけ気をつけていれば数年は何もしなくても大丈夫なはず。
水草水槽もそうだが無精者が水槽遊びするにはいじりすぎが一番良くなくいい加減が一番だと思う。
というのはビギナーの頃散々あの手この手を試し相当な労力と金銭をつぎ込んだ挙げ句いろいろ失敗し。
結局ある程度生態系が出来あがりはじめたら放置状態にして大掃除などは決してしないことが一番だと悟った。
今では餌と水足し増えすぎた水草の除去とポンプとヒーターの動作確認だけで10年以上大掃除しなくてすむ調子の良い水槽が出来上がるに至り好い加減が一番を確信した。
ちなみに10年近く大掃除していない水槽の内容は60㎝水槽に魚5匹(タイガープレコ(12年目)、バルーンモンクホーシャ(自家繁殖何巡目か?)、夜店キンギョ)、エアレーション底面濾過、蛍光灯は20Wを2本砂利の厚さ7㎝厚いところで12㎝ぐらいで、水槽の7割がたをミクロソリウムやクリプトなどの水草がびっしり占拠のジャングル状態で水面はほとんど山椒藻が覆いつくして餌やりポイントだけ藻が取り除かれている。
魚の少なさ、増える水草の除去が長持ちポイントだと思っている。
でも最近砂利表面汚泥をキンギョが巻き上げたあとの水の曇りが取れにくくなっているので
いい加減砂利表土の汚泥除去ぐらいは行った方がいいかもしれない。

藻の大発生と水草の育ちすぎに悩んでいましたが、
山椒藻で調整ですか。メモメモ。


水槽の方も、モンクホーシャ自家繁殖しているんですか!それはそれですごいですね~
