超小型複葉機の秘密 なんつって はっぱふみふみ
2011年 09月 28日
先日のSSFC飛行会で複葉機のテストをいろいろ行いました。WW1爆撃機向け上反角がわりの幅広翼間支柱テスト
このテスト機の幅広翼間支柱には切れ目がいれてあり、面積を簡単に減らすことが出来ます。
まずいきなり翼間版を3枚抜いてみます。舵を打たなくてもどちらかに傾くとそれっきりで、
当て舵を打とうがなにしようが巻き込んで墜落します。操縦で巻き込み回避することはほぼ無理です。
んでは一枚戻します旋回はしますが巻き込みはじめるため、巻き込む側と反対方向に当て舵打ちますが、機体が水平に戻るまで時間が相当かかります。操縦できなくはないですが、かなり気を使う操縦なので、もう少し安定感が欲しいところ
ではではと2枚戻します、今度は素直に舵が効いて
旋回から反対側への旋回への遷移もスムースに行えます。
実際には翼間支柱が幅広ままでは格好悪いので発泡スチロール板の代わりに透明なフィルムを貼ることになると思いますが、上反角無しのWW1爆撃機スタイルで飛ぶ機体ができそうな目処が立ちました。
では3枚戻すとどうなるかというと、2枚とそれほど変わりませんでした。
ということでなんとなく諸々納得して次のテストに移ります。
つづいて翼長15㎝重さ4g台のデフォルメ複葉機のバランス割り出しを行いました。
目的は可能な限り小さく、なおかつ遅く飛んで操縦のしやすい複葉機のレシピ探しです。
いろいろ翼を切り足ししてこのデザインでの美味しいところを探ります。
最終的にこんな比率に収まりました。このデザイン重さ飛行速度メカ構成において
左右旋回共に気を使わない操縦が出来る比率です。
そんでもってそれを元に試作2機目がこんな感じです、前回のIAC-ASO飛行会で飛行を楽しみました。
この機体スパン17㎝ 重さ 5.6g(リポ、所長込み、スイッチ付き)で仕上がりました。
上反角はほとんどつけていませんが、この比率のデザインの場合問題なく
安定した旋回することができるようです。
2サーボのスパン24㎝DR1と並べるとこんな感じで送信機はBlade msR用がサイズ的に似合います。
これでエキスポ効くと最高なんですが。ラダーのヒンジの硬さ調整でエキスポの代わりとします。
塗装はプラモ用塗料やコピック以外では顔料系のインクジェット印刷機で雰囲気のある塗装が行えます。
(画像は鈴木機)
ダミーエンジンはイメージを印刷した紙をプロペラとギヤの間に挟み込んでいます。
以上 超小型複葉機のヒミツ でした。
下から3枚目(?No.があると指定し易い)の画像で
サイズが遠近法では同じにみえてしまいますから不思議です。
大きい方の三枚翼はサーボ仕様ですか凄い!
どの様な内容で販売されるのかが楽しみです。
翼間支柱は上半角の代わりになっているんですね(いつぞやの田中さん紹介の資料にありましたね)
大きさをどうするかで迷っています。大きくすれば有利なのはわかってるんですが、小ささゆえの可愛らしさも捨てがたいし、で。
法則と似ていますか?
主翼の翼端に付けてナイフエッジ時の浮き効果を........とか?
愉しい実験の進捗を楽しみにしています。