フタバかJR送信機でTX1を動かしたくなっちゃった時 ちょと改訂


フタバかJR送信機で他社製送信モジュール(TX1)を動かしたくなっちゃった時 Frsky2.4Gとか?
海外旅行先で無性にRC飛行機飛ばしたくなったときなどに便利なTIPS

フタバかJRの古い送信モジュール交換式のプロポ(送信機)であれば
それぞれに対応した他社の送信モジュールを装着するだけで制御できます。
しかしそれらのモジュール交換方式送信機はすでに旧型で基本中古でしか入手出来ません。
(以下他社製送信モジュールをTXと呼びます)
フタバかJR送信機でTX1を動かしたくなっちゃった時 ちょと改訂_d0067943_222783.jpg

今から送信機を購入する場合は最新型の送信機を選んだ方が良いとして
それらのモジュール交換方式で無い送信機でTXを制御したくなっちゃった時は
送信機に付属しているトレーナー端子から制御信号を取り出してTXに接続することで制御可能となります。
また最新型の送信機で手持ちの72M40Mのモジュールを動かすこともトレーナー端子を利用することで
制御可能です。同メーカーであっても(レベル反転が必要な場合もあります)
(最近のTXの何種類かはトレーナー端子に接続するだけで動作する物も出回り始めています)
フタバかJR送信機でTX1を動かしたくなっちゃった時 ちょと改訂_d0067943_18322963.jpg

基本TX1に接続する線はたった3本です(上記の回路定数はFF9用です)
TA4805を使った場合の部品構成
TA48M05F http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-00451/
積層セラミックコンデンサー0.1μF50V http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-06165/
電解コンデンサー33μF50V85℃ http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04332/
カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/6W3.3kΩ http://akizukidenshi.com/catalog/g/gR-16332/
カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W20kΩ http://akizukidenshi.com/catalog/g/gR-03940/
実体写真配線図
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6Jなど単三電池4本で動くタイプとCH数が6Ch以下の機種は、下にある追記を参照のこと。
電源プラスマイナスで2本 残りは制御用の信号線1本です。

図にするとこんな感じになります。

他社製のモジュールにトレーナー端子から線を接続する際に気をつける点は3点

1 電源電圧がTXに対応しているか調べる
  
2 電源線をショートさせない! 
   
3 信号のレベル変換や反転が必要になる場合もある (オシロで要確認)
  
  
以上の3点に関して少し詳しく書くとこんな感じになります。くどい文章なので興味ある方だけどうぞ

1 1 電源電圧がTXに対応しているか調べる(TXモジュールの仕様書を捜しましょう)
  TX内に電圧を整える機能が備わっている場合はそのまま接続しても構いません
  対応していない場合はレギュレーターという部品を使って電圧を望む値に変換します。
  上図では7805と書いてある部品がそれになります。
  さらに電圧を変換した場合は信号線と変化された電圧のプラスの間に電流制限抵抗10Kを付けます
  何故必要かはオープンコレクタ出力などで検索して勉強してください。
  
*フタバ送信機でフタバの40M72Mの送信モジュールを使う場合は電圧変換は必要ありません。
 トレーナー端子の電源をそのまま接続します。
(ただしエントリーモデルなどは電源が単三4本の6Vの場合もあるので、その場合は昇圧が必要になります)
 ただしこの運用の仕方の場合、2波同時送信になるため、送信モジュールの位置によっては干渉が起きることも考えられますので十分に事前距離テストを行い、
2.4Gと共存した状態で正しく72M40Mの電波が十分届く事を確認することが大変重要です
あとトレーナー端子のシグナルとモジュール用のシグナルは反転しているので、トレーナー端子から出た
シグナルを反転させてから、モジュールに入力させなければいけないようです。
201203追記
FUtaba 6Jなどの最新2.4G送信機の場合は電源が単三電池4本の6V仕様であるため、
送信モジュールによっては、昇圧、あるいは降圧する、または電圧変換を行わなくて良い場合があります。さらにトレーナー端子のシグナル出力を3.3Vにする際に抵抗を使った分圧を使う場合は、抵抗値のパラメーターが上記画像の指定抵抗とは違ってくる場合もあります(上の画像のパラメーターはFF9に合わせた物です)この辺りのパラメータは単純な直列で繋いだ抵抗の分圧計算に乗って来ない場合もあるので、実測で求めて、レベルをあわすことをお奨めします、3.3Vのレギュレータを使える場合は話が簡単になるので、部品があるのならそちらの方が楽でしょう。


2 電源線をショートさせない! 
  当たり前と言えば当たり前ですが送信機から取り出した
  電源線をショートさせると送信機のヒューズに相当する部品が焼けて動かなくなります。
  泣けますね 

3 JRを親送信機として、JR以外のTXを制御する場合
  大抵TXはフタバ対応がほとんどなので
(捜せば両メーカー対応のTXもありますが入手性はフタバ向けの方が数量多く出ていて楽です)
  マイコンを利用して信号をJR型からフタバ型に変換して制御します。
 またフタバであっても送信機トレーナー端子から出ている信号は、モジュール用のピンから
出ている信号とはレベルが反転しているので、トランジスタなどでレベル反転を行う必要がある時がある。

以上を十分に理解した上で接続作業を行ってください。
接続の際はまず電池は繋がない状態で十分に回路確認した後、
コネクター接続しテスターで各部のショート(短絡)をチェックし
その後TXを繋がない状態で親送信機に電池を入れ電源をONにし
電源部の電圧と極性のチェックを行ったうえでTXをつなぎ動作を確認します。
あわてて繋ぐと最悪の場合、双方の送信機を焼くことになるので
電源投入は最後の最後にして
徹底的な回路チェック、電圧極性、電圧チェックが悲しい事故を防ぎます。
とにかく電源投入前は
しつこいくらいの点検 出来れば(頭を冷ます意味でも)時間を空けての点検後がいいでしょう。
大事なことなので3度書きました。

以上つらつらと書きましたが

上記文章の意味がよくわからん、電子工作が苦手な人はTXを使おうとはせず
基本最新型のプロポをそのまま利用した方が良いでしょう。

電子工作苦手、詳しいことは解らんが、そんでもTXは使ってみたいとかな人は
モジュール交換方式の手持ちプロポがあれば超ラッキー
それ以外はオークションで落とすか知人から譲り受けるなどして
旧型JR、旧型フタバ製のモジュール交換型送信機を利用した方が圧倒的に楽です。
TXはフタバ対応のほうが種類も多く入手もしやすいので、フタバのモジュール交換型送信機を薦めます。
ただ皆さん考えは同じようでオークションで旧型のモジュール交換が可能なプロポ落札値を追いかけていると
最新型のプロポより高値になることがほとんどですし、いつ入手できるかもわかりません。
それを乗り越えてなお旧型の送信機を使ってTXを使う価値があると自分自身で判断出来る場合のみ
中古を利用する価値があると私は考えます。

あとは電子工作に詳しい奴に頼ると言うのも手かも知れませんが
壊れたときにいろいろやっかいですニャ

送信機自作参考URL インドアエアプレーンワールド 小型FM送信機の作り方


トレーナー端子を使った赤外線送信機の作り方
トレーナ用コネクタの販売もしています。

2.4GHz TXモジュールをマイクロ・コネクタで使う(変更)


追記

フタバかJR送信機でTX1を動かしたくなっちゃった時 ちょと改訂_d0067943_19253616.jpg

単3電池4本で動く FUTABAフタバ 6J の取れナー端子 経由で
TX1Mを制御する場合。 シリアルパルスは3.3Vで出ていて電源電圧も5Vなので
なにもせず、そのまま接続できそうに思うが
TX1のバージョンによってはシリアルパルスが7CH以上無いと認識しない場合があるので
PICを使い6CHを7CH擬似的に増やす必要がある、プログラムや参考回路はこちら
ソースが公開されているので、自分の環境に合わせて改変可能
まず必要なのは安定した3.3Vを出力出来るレギュレーター回路
コンデンサをケチるとシリアルパルスにノイズがのり、モジュールが認識しなくなるので、
入力出力共に22μをつなぎ、PICには0.1のパスコンを必ず付ける
取れナー端子から出ている電源はTX1の電源とレギュレーターに繋ぐ






  
Commented by kobara at 2012-02-16 17:10 x
ほんと中古のFF9なんかが高くなって困りますよね~
いつまでたっても買えない(笑)
2.4G送信機はいいけど、受信機が純正じゃないといけないのが、だめだめですよね
新品の2.4G送信機でトレーナ端子に細工するのもなんだしな~
Commented by mayoneko at 2012-02-16 17:59
kobaraさん、そうなんですよー。今のFF9のオークション価格でフタバのアンテナが内蔵された最新型の6CH送受信機セットを新品で購入できます。今回入門したての学生から、室内超小型もやりたい、外で大きいのもやりたい、予算は少ない場合のプロポ選びは?と相談されたので、外は最新純正フタバ6j送受信機セットで固め、インドアは十分に回路チェックしてトレーナー端子で赤外線なり何なりを制御しか無いと判断しアドバイスしました。別のパターンで外はフタバ6JインドアはブレードmSR送信機と言う、シンプルな手も合ったのですがプロポ2台体制は予算面や運用面からも彼の好みでは無かったようです。
Commented at 2014-03-22 23:27 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mayoneko at 2014-03-23 08:29
kameiさんこんにちは、送信モジュールのピンアサインこれで正解ですので安心しておつかいください。kameiさんのコメントにある5Vと書かれているところには何も繋がっていませんが、 kameiさんの送信機では5Vでているのでしょうか?良かったら機種名を教えていただけませんか?
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by mayoneko | 2012-02-16 10:46 | 送信機 | Comments(4)

飛ぶって、楽しいニャー


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