サーマルセンサー ひばりちゃん
2012年 03月 09日
翼長30㎝ほどのヒバリがサーマルを捉える姿は実に見事で、
こちらがいくら投げても、冷たい北風にかき消されるようないサーマルに乗せきれない状態で。
パッとさえずりながら飛び立ったかと思うと
しばらくホバリングし、一定の高度にとどまっていますが、ここぞというところでターンして
見事にサーマルに乗り
ほどなくとても羽ばたきだけでは実現できない上昇率で遥か上空で点になってしまいます。
ならばと、ひばりの飛び立つ方向とタイミングを見てから、グライダーを近くに放り込みますが
これがサーマルにのりきれない
ヒバリは地面すれすれにいて高度20mぐらいの
サーマルの発生か通過を読み切っているのにこちらは読めない
はたしてヒバリは何を目安に飛び立っているのか?
風速4m/sの風が吹くなか、サーマルを捕らえ上昇し、さらに風に流されることなく
狙った高空で一定の場所に居続けられる。翼長30㎝の機体でそんなことが出来るものを作るには
まだまだ修行が足りない。
先生にはサーマルに色がついて見えているんだと思います。
少しで良いのでその能力わけてもらいたいですね。
たぶん来るとフワッと持ち上げられる感覚があって、そこで羽ばたきを止めて身を任せるとサーマルの中で浮きながら一緒に流されていくと言う感じでは?
トンビのようにサーマルに入ってから羽ばたきを止めるのではなく、羽ばたきはそのままし続けています。サーマルにはいると上昇率が段違いに変わるのでよく解ります。
さらに旨いと思うのは、かなりの風にもかかわらずサーマルの移動に合わせてどんどん流されていく感じではなく、割と真上に上がっていく感じで(この記事の図のような感じです)、風が強くてもそこには楽に上昇する要素が存在し続けるんだなあと大変勉強になる飛び方を見せてくれるところです。