強風下でのテスト

強風が吹き荒れる中で超軽量機の飛行テストをしていると、いろいろ見えてくる物があります。
弱い風ではほとんど気がつかない、突風に煽られてどうしようもない時の
土壇場での操縦性の良さというのが身に染みて解るのです。
強風下でのテスト_d0067943_19385397.jpg

強風の中でコントロール可能な超小型軽量機は、当然室内や風が弱いときに安定して飛ばせるわけで。
それだけ総合的にバランスが取れている機体と私は感じています。
そこで翼型はCNC切削で同じにして上反角のみ変更して飛ばしたときに
どう感じるかSIW403規格の胴体を使いまわし気象条件はほぼ同じ状態で
翼のみ変更して感じた事をグラフィック化してみました
操縦感は数値で表せないので単なるフィーリングによるものなのですが
同じ翼型なのに上反角の違いだけで適正だと感じる重心位置の変化が起こるところが面白いです
滑空感というのは飛びの美しさ見た目の感じなので、これまた非常に私的です。
またこの感覚を導き出した機体とは違う機体にこの感覚が当てはまるか
まったく保障できませんし、たぶん違うでしょう。
この感覚というとらえどころのない辺りを数値化して、
飛行機というものを数式に置き換え出来る才能があれば、古典的な総当たりでないやり方で
自分にとってベストな解を素早く見つけられる時代がくるかもしれません。
でも今はとりあえず明日は広場へ入って、
考えられる総当たりのほんのわずかミジンコのような一部を確かめてくるつもりです。
Commented by 蛸林 at 2012-03-22 19:19 x
適正重心位置の表は左が前重心ということでしょうか?
ガル翼は空気を掴んで浮きが良いから押さえる為に前重心が良く感じたのかなと想像しましたがいかがでしょう?

操縦感ではラダー機では適正な上反角が必要だということでしょうね。
上反角の少ないガル翼は操縦感が悪く滑空感をよく感じる余裕がなかったということでしょうか?

ガル翼を生かすならエルロンを使用する必要がありそうですが、その形状ゆえに翼端部だけ動かすにしてもマイクロDLGではサーボを積む箇所やリンケージに一工夫要りそうですね
Commented by mayoneko at 2012-03-22 19:36
蛸林さん、そうです左が前重心ということです。ガル翼を操縦する際にエレベーターのUP側がかなり過敏に反応して機体姿勢が乱れやすいので、単なる1段上反角よりは前重心にしないと、まともに操縦できませんでした。ただこれも私の胴体に組み合わせてある小さめの尾翼のせいもあり、大きな尾翼を持ったふしみさんの胴体に乗せて彼が試した感想としては、それほど操縦が過敏には感じなかったようです。よく行く広場で3人の人がこの規格に対応しているので、翼の種類もグンと増え、とっかえひっかえ各自のフィーリングに合う翼をいろいろ試して遊んでいます。
Commented by 蛸林 at 2012-03-22 22:42 x
なるほど空気を掴んで効率のいいガルにはそれに適正な仰角をあたえられる大きめの尾翼(もしくは効率のいい尾翼)が必要ということなのですね
模型飛行機はトータルのバランスが必要という事なのでしょうね
置くが深いです。
ガル翼でも上手く設計できればラダー機でも行けそうでしょうか?
Commented by ふしみ at 2012-03-22 23:25 x
ガル翼の個人的感想ですが、
無風に近い環境で試したかぎりでは、通常の翼とほとんど変わり無く飛ばすことができました。今回のような翼端が水平(下を向かない)程度のゆるい角度の物なら、ガルのマイナス面が出ないで済むような気がします。
Commented by 蛸林 at 2012-03-22 23:38 x
ふしみさんへ
ガル翼のおいしいところを使いたいとなると・・・
一工夫いるということなのでしょうね
Commented by mayoneko at 2012-03-23 09:51
蛸林さんのいうトータルバランスという点で言うと、ガル翼にしてその有利さを活かす場合、角度や角度が付く翼の位置も問題ですが、翼型も一工夫いるなと感じています。まだまだ試すことが山とあって飽きが来ません。
Commented by hiokasw20 at 2012-03-23 10:43
ガル効果まってました~。難しそうですね。
自分の場合は情けないことに翼を変えるより、一生懸命調整したほうがよく飛ぶようになってます。
翼の左右の重さの差異や、ビミョウなねじれを、ラダートリムで修正してると劇的に飛行時間が短くなってました。
重さは重さで解決して、ねじれはねじれで解決すると、良く飛ぶんだな~ということに行き着きました。
滑空と無関係に思える上半角不足による操作性の悪さも、適切な上半角を与えてやると結果的に舵の量が少なくてよく飛ぶようになりました。
そんなレベルなんでSIW403の色々交換しながら試せるというメリットが初心者すぎて生かせないでいます。
Commented by mayoneko at 2012-03-23 11:16
hiokasw20さんなんだかんだで調整は飛びモノの命だと思うので一つの機体を追い込みまくることは経験値的に凄くいいことだと思います。私の場合ですが基本調整は極力抵抗が少なくなるような各部の調整バランスを整えることが主眼になっているのですが、微妙な迎え角なんかはSIW403ならワッシャーや紙をかますことで微調整できるので、翼の手持ちが少なくても、そのあたりでSIW403のメリットを活かせるかなと思います。あと良く飛ぶというテーマも滞空時間を最優先するのか、好奇心を満たすことを最優先にするか、適当工作でも楽しめることを最優先するかなどなど、人や環境によって良く飛ぶというテーマの内容は皆違ってくると思うので、どんな形であれ操縦者が楽しめればなんでもいいかと思っています。
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by mayoneko | 2012-03-21 20:42 | グライダー | Comments(8)

飛ぶって、楽しいニャー


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