迷宮の折れ曲がり TB30プロジェクト発足
2012年 10月 31日
羽ばたき飛行機の折れ曲がり翼 2種 小改修多数を含んだ高速度撮影した動画を公開します。
翼のデザインやカット、羽ばたき時の癖の付け方等、現場改修で考えられることはおおよそ、
総当たりでやっていますが、私達2人だけのテストだけでは、よく解らないというのが本音です。
唯一現在確実に解っていることは、今のメカでは関節折れ曲がりの無い翼の方が性能が良いと言うことです。
性能が良くないと言っても微風であればサーマルは捉えられるレベルですが。現時点では
吹き下ろし3m/s以上の風で飛ばそうとすると、しなりのある関節のない翼の方が明らかに向いています。
(曲げ翼では特に打ち下ろし時だけトルクたっぷり高速に降ろす方法が必要なような?マイコン制御かバネか)
このサイズと重さの羽ばたき飛行機関節曲がり翼に関しては、知恵の数と総当たりの回数が少なすぎるように思います。
もし面白そうだし作ってみようと思った方、私達のメカ構成は現在の所こんな状況です。
作って情報交換してみませんか?
ギヤ比は1対130程度 私のもふしみさんのも効率の良い翼の時はオートカットが働くまで
ほぼ同じ時間飛び続けられます(10分程度)
12:48・12:60・12:80 1対133
ちなみに連続全力運転をしてもモーターはほんのり暖かくぎりぎり暖かさを感じる程度の負荷です。
最終ギヤとセカンドギヤの支持は肩持ちにせず両持ちにして、軽く丈夫に作ります。
モーターは7㎜モーター マイクロクアッド用モーターがオススメ
電池は70~160mah 単セル 元気鮮度の高い物 古い物は駄目
翼長80~100㎝ 総重量25g~35g 1.7gサーボ2個使用の110度Vtail制御
羽根軸は渓流竿の交換穂先 元軸1.8~2.6㎜ 先穂 0.8~0.9 材質グラスファイバーかカーボン
EPP厚み1.5㎜ 30倍発泡 胴体軸はカーボンパイプ メカトレインは檜材
ふしみ製作所さんの関節翼の情報はこちら
華奢なモジュール0.3ファイナルギヤと1㎜径クランクロッドとのしっかりした軽量な固定が案外面倒ですが
クランクロッドをこの画像のように加工して折れ曲がり部分をギヤに貼った3ミリ角檜棒に埋め込むと
軽量にファイナルギヤとクランクロッドの動力伝達を確実に行えます。(ふしみ流)
左右クランクロッドは1㎜ステンレス線あるいはピアノ線の一本物で
ロッドにパイプ軸受けとギヤをはめ込み後一発作り込みで製作しています。
クランクのストロークは各自思うところのある長さにしていて(12㎜から25㎜くらい)、
ふしみさんは長め私は短めなことが多いです。
本来クランクロッドを1.5㎜や2㎜にしてモジュールを0.4とか0.5にし、各パーツを分割して各パラメーターを追い込む方法も考えられますが、我々は過度な強度と重量増から生じる構造重量の負のスパイラルと
それらに伴う羽ばたき周期の増加を予感する為、ガッチリ系試していません。
とにかく軽く最低限の強度で、ゆったり羽ばたくがテーマです。巡航2Hz台あたり
ただそうは言ってもドライブ関連をガッチリさせた50g台スパン120㎝程度で、ゆったりした飛行が出来る構成バランスも存在するかもしれません、そういった方向のアプローチも有りだと思います。うまくいったら是非教えて欲しいです。
重さ30g前後スパン1m以内の折れ曲がり翼に関しては今現在これが正解ダーと言う固まった答えが出ていない状況なので、開発としては大変面白い時期にきていると思います。
「どうすかひとつ?」
7年ほど前に集めた資料を引っ張り出してきました。
参考にどうぞ
ゴムトルク管理メカとかがすごい さすがドイツの技術はセカイイチィイイイ
コレの元画像がみつからない、どこだ?(とりあえずシャープとコントラスト揚げた画像で勘弁
ちなみにこれを扱った昔の記事はこちら
2006年2月9日 ブログ 羽ばたきと蠅の飛翔メカの動画リンク有り
2006年3月11日ドイツ博物館で見たはばたき機の画像
TB30 進捗状況
2012/11/30現在 折れ曲がらない翼はほぼ問題なし、
折れ曲がる翼も強風で無ければ問題ない
TB30プロジェクトに関わる 作れ 飛ばせ 飛ぶようにしろ がモットーな人達
ふしみ製作所
UNA SlowFly
「爪の名残り」みたいで印象的です。
変なトコに喰いついてゴメン。
さらに、この爪を支える3角の領域の追い込みが、本物の鳥の部位と同様に相当重要な部分であることは間違いありません。
ぜひ仲間に入れてください。
行きたかったあ。ところで今ふしみさんのギヤ構成は12 36 48 80ですか、それとも12 36 60 80 かしらん。
ギヤはそちらと同じ 48/60/80です
ほんとに飛んだのかなぁ?、今の苦労を思うとつい疑ってしまいます。
スペック聞くのを忘れていました。
ふしみさんTB30はその時、としちゃんの翼をつけて飛んでいました。その翼の翼開長、翼面積を教えてください。
その後に飛行したとしちゃんTB30の翼開長、翼面積、体重を教えてください。
手間とらせて申し訳ないです。よろしくお願いします。
ふしみ、としちゃんコラボ機スペック
翼間長 90㎝ 翼面積 0.9d/㎡
としちゃん TB30機
翼間長 90㎝ 翼面積 0.9/㎡ 総重量30グラム
双方共に同じ翼です。
折れ曲がりですが、こんな構造はお試しになられましたか?(名前のところにリンクしました)
自分で試したいのですが、自作ギヤボックスで躊躇してしまいます。将来ギヤボックスの小売りなどの予定はありますか?
いつも質問ばかりですみません。
上下の素材を変えてのアプローチ済みだったのですね。 どうしても折れ曲がらないといけない訳じゃないですけど、鳥の持つ曲線はきれいですよね。 是非、自分自身で試行錯誤してみたいです。
ギアボックスは小売りの予定があったのですね。 先々フレーム等、メカ以外の基本パーツも充実してくる事を願っています。