3Dプリントギヤ&ボックス搭載零戦 動力飛行テスト成功
2013年 06月 24日
3Dプリンタで試作した0.3モジュールギヤとギヤボックスをプロフィール零戦に搭載して、飛行に成功しました。

まさか3Dプリントした0.3モジュールギヤが飛行機物の実使用に耐えるとは!
今年にはいってから様々なパーツを3Dプリントで印刷していますが、今回の飛行成功に至るまで3Dプリントした0.3モジュールギヤが実用的に使えるとは、今までの印刷経験から思っていませんでした。
まあダメ元で試すかと言った感じで0.3モジュールで印刷してみて、今回のテストに及んだのですが
プリントされた0.3モジュールギヤを搭載した零戦は実際に軽やかに飛んでいます。
スペックは9対36のギャボックスと旧U80ペラ 6㎜モーターの組み合わせで、
推力13gを3.8V390mAで叩き出しています。
これは同じギヤ比を射出成型されたDIDEL製品のギヤで組んだものとほとんど遜色がないスペックです。

この日はふしみさんも同じく3Dプリントで製作した0.45モジュールギヤを3段組の電動プテラも飛行に成功しました。

現時点では粉体焼結で3Dプリントされたナイロンギヤは、表面がザラザラで(画像に写っているギヤ表面を良く見るとザラザラが解るかと)今回も実際に使用する前に組んだギヤボックスをグリスアップしない状態で30分以上慣らし運転して、実用に耐える状態までギヤの噛み合わせを仕上げた上での運用でしたが、自分で自由にデザインして気軽にプリントでき実用に使えるギヤを入手できるようになったことは超小型飛行体にとって嬉しいニュースと言えます。
まずは現時点でとりあえず0.3モジュールでも3Dプリントでいけます。
今回利用した3DプリントサービスはShapeways材質はコレ
ふしみさんがUPしたテスト時の動画。零戦は最初、羽ばたき機は最期にあります。
tokoさんが開発中のBluetooth受信機搭載の機体も写っています。
体験操縦させて貰いましたが、良い感じに操作ソフトが出来上がっていて、初めての操縦でもハンドキャッチが行える、スムースな操縦感でした。こちらの今後の展開も目がはなせません。