PRN3D ナット&ボルト レシピ1
2014年 10月 29日

夜な夜なPRN3Dでプリントをチョロチョロしています猫毛もチョロチョロついてきたりします。

様々な欲しかった治具をPLAで作り始めているのだが、3Dデータの勘所が見えないので
折に連れブログにメモっていくことにした。

材質PLA黒(付属品) ソフトCURA 送り速度Flow 87% で外気温17度 ベッド60度 ヘッド210度
他デフォルト その場合の3ミリのナット止とボルト穴のサイズデータと実際の出力状態は
穴が3.2ミリだと 3ミリのボルトがねじ回しでねじ込める程度、後加工を行なわないときは3.4ミリとかにしておいた方が良さそうだ
ナットのポケットはナットの一辺 3.2ミリ でネジで引っ張ると収まっていく感じ
引っ張らずにキュッと押してナットをはめたいときは3.3ミリ 多少空回りする可能性が上がるが確実に楽にはめ込みたいときは3.4ミリといった感じだった。
ちなみにプリントサービスのポリアミド出力の場合は3ミリの穴無加工なら3.1ミリ~3.2といったところ
出すサービスメーカーによって印刷精度のブレ幅が違うので、そのあたりは後加工を少なくしたいときは0.1ミリ~0.2ミリほど更に上乗せしておく場合もある。
高級な機種を使ったサービスでもこんな感じなので、この辺りの勘所(経験)は必須と思われる。
3Dプリントでもモノ作りでは日常茶飯事のこういった職人的なことからは、逃れられない。
レンジでチン的な工作機械ではないのだにゃ
後加工ありで考えるなら、プラス0.1オンリーで押し通すと言う手もある。
私はこんな感じでやってますとかあれば、教えてくれると感謝感激

上面がやけに痩せてるのが気になります
同じ87%でも、うちでは凹んだりしてないから何かが違うのかも
先に作りたいものがあるので、このあたりのカスタマイズはついつい後回しになってしまっています。例のファン横の風を下に流すダクトを設計せねば。

上面を印刷している時の造形物とノズルの間隔を注意して観察してみてください。
外壁と比べてパスが1重のインフィルは
積み重ねのズレによる積層厚の不足
ヒートベッドの熱によるダレ(特にPLA樹脂は顕著に影響が出る)
の影響を受けやすいです。
積み重ねのズレは
インフィルの量を増やす
印刷速度を落とす
PRN3Dの欠点であるY軸稼働時の上下振動を構造変更により無くす
ことにより改善すると思われます。
ヒートベッドの熱によるダレは
ヒートベッドの温度を下げる事により改善できます。
その場合造形物がガラステーブルにくっつきにくくなりますが、
ピット糊や特定銘柄のテープをガラステーブルに使うことにより回避できます。