残弾32センチPRN3Dでリューターホルダをこさえてみる。
2014年 10月 29日
そこで実用的な道具第一号としてリューターホルダーを設計してみた。
ついでにワザと部品分割せずにPRN3D&CURAで一体型で印刷してみることでサポート材(ラフト)の入り具合や剥がし具合も確認する意味合いで縦置きにしてみた。
画像は横向きに見えるが、方眼の目がある方が床だと思いねえ。CURAでの印刷時間は1時間54分
必要なフィラメントは9.73Mとフィラメント代だけなら、フィラメント10センチ当たり重さ0.30gなので
1K約3000円333Mのフィラメントだとすると3000/333.3*9.73=87円
ちなみにプリントサービスにABSライクで見積もりを出してみると
一万円超えポリアミドでは3612円だったので
ととっても得した気分で印刷を開始する。一万対87円 精度や手間が全然違うし人件費とか工具損費とか一切入れずなので、かなり大雑把だがそのモノを手に入れるまでのプリントのみに関していえば圧倒的な家庭内3Dプリンタの安さを実感しまくる。印刷前に心配なのはフィラメント残量だが、平均的な束の丸まりの直径と束の本数で概算してみたところ10M切るかどうかといった残量で多分大丈夫じゃないか~、最悪上の部分は印刷されなくても問題ないデザインなので行ってまえと、プリントボタンを押した。
で、印刷初めだけちゃんと溶けた樹脂がベッドに張り付いていくか一面できるまで確認してから
印刷物に扇風機の風をあてておいて
飯を食べたり、テレビを見たりして出来上がりを待った。実は印刷音がうるさくてテレビの音が大変聞き取りにくかったので、テレビのある部屋には3Dプリンタを置かないほうが良さそうだ。
風がよく当たっていた垂直の壁もなんとなく良く出来ているように思う。端は相変わらず少し盛り上がっているが、実用上問題ないのでよしとする。
「危なかった、もうすこし攻撃が長引けばこちらがやられていた」というセリフを吐く
残量約32センチで印刷は完了していました。
ほんと危なかったと思う。
ラフトから剥がすのに少しコツがいったが、慣れたらあっさり丸ごと外れた。
リューターを2箇所で保持するリングの右と左がラフトでびっしり繋がっている果たしてうまくはがせるのか?
やはりラフトに頼らず、自らサポートを設計して入れ込んでおいたほうが良かったのではと思ったが
剥がし初めは固く感じたが、剥がしだすとリング内部の円筒状のラフトですらサクッと外れた
1年ほど前の同じ機構(はるかに高級機)の3Dプリント体験ではラフトって超てこづる印象(欲しい本体が崩れてしまうくらい)だったのだが、Curaのラフトはなかなか筋がいい。
ラフトを手で剥がしただけで、ヤスリがけとか一切せずにリューターがハマったのには驚いた
いいね
リューターを安定して横置き出来るようになると、カーボンの切断とか、ピアノ線などの先端丸めとかが
格段に楽になる。普通のリューターとして使うときは
2本のリング締め込みネジのうち1本軽くゆるめれば、リューターはサクッと外れる
ここでは3ミリネジ用の設計パラメーターが早速役に立った。
今回CAD設計に1時間プリントに2時間ラフト剥がし、組み立てに15分延べ3時間15分ほどで
念願のリューターホルダが100円以内で入手できた。まじ素晴らしいニャア
家庭内3Dプリンタ
このホルダのデータをグリグリしてみたい方はココをクリックしてみてくだされ。
そのうち、リューター本体も積層しちゃいそうです。
金属は最近3Dプリントできるようになってきたみたいですが、カーボンができるようになったら最高ですね〜。
カーボンのあるんですね!ご、$5000〜!
ゼロが多過ぎて気を失いそーです。
フィラメントにシャーペンの芯とか使えたら安上がりですケド。