PRN3Dのガラスベッドは案外凸凹?
2014年 11月 03日
さてなんとなく気になって、格安のダイヤルゲージを入手して、PRN3Dのガラスベッド(印刷物が乗っかる台のことを指す)の平滑度を調べてみました。

まずはダイヤルゲージを装着できるアダプターをプリンターでこさえて
制御ソフトでXY方向へ印刷ヘッドを動かしてみました。ベッド温度は70度
ヘッドの乗っているX軸ユニットの平行レールは上フレームと平行に調整した状態です。

まず原点ベッド左前隅でゲージを0にリセットして、X軸の右方向限界までへユニットを移動し0になるようにベッドの高さ調整ネジを調整しましたが、その状態でベッドの真ん中付近は0.05ミリほど上へ上がっているようです。続いてベッドの奥のほうへヘッドを移動して左右で0にとりあえず合わせましたが、
移動中かなり針が最大0.2みりほど触れるので、どこの面が一番平行度が出ているか気になりだし。
奥の高さ調整もそこそこにして、前左右を0で全体を測ってみた結果
(全体といってもゲージの装着位置の関係でベッド左端5センチほどは測れていません)

画像は正方形ですがホントは縦長の長方形です。
こんな感じに、奥の一部が跳ね上がっているような感じで
中央から前部分だけがだいたい0.1ミリ以内の凸凹に収まっていることが解りました。
ガラス抑えを一旦ゆるめて締めながら数値の変化をみましたが、劇的には変わらず。
Y軸レールの精度だって怪しいし、案外ガラスの凹凸というより、レールメカからくる凸凹だったりして。
凸凹の原因をマジで絞り込むには、カッチリ調べることがかなりあるガラス、ヒーター板、レール、ベアリング
全部やる?やらない?
出した結論は、気にしないこの程度、凸凹の誤差が気になるような造形はしない
ということに。いやあ2千円しない測定器ですが、いろんなことが判るもんですニャア
解かったところで気にしないが結論なのは置いといて
ちょと安心したのが、Z軸方向の送りをした際に0.1ミリステップ,1ミリステップともにダイヤルゲージで見ていると、正確に0.1づつ増え1ミリ送っても誤差が0.003ミリ以内に収まっていて、Z方向の動作結構まともだなとわかったことです。まあ送りネジの上の方は回転すると誰でも目で楽勝で判るブレっぷりなので150ミリくらい上げたときにどうなっているかは知りませんが細かいことは気にしないことにしよう。

ベッドこんな状態でも内径3ミリの変形リングとか印刷して、立派に役目を果たす使い物になっているので
どうにも困ったときにベッドの改修は考えよっと