PRN3D用送風ダクトを作る
2014年 12月 21日
今回はノズルからちょい下の温度管理に挑戦してみました。

積層していく際にノズルから出た樹脂が出来るだけ早く硬く固まってくれたほうが、造形物が歪まなくて済みます。でも冷えすぎだと、積層していく下層に融着できません。溶けて張り付きはするけれどダレず歪まずなんて感じの塩梅を探ります。

ということで30ミリ角12Vファン(秋月で100円のやつ)をプリントした送風ダクトに装着し
PRN3DのXユニットに取り付けてみました。

適切に風が当たっているかは印刷して確かめました。

5分程度で印刷できるオブジェクトをダクト出口の高さを変えては印刷を5回ほどして。
塩梅の目安としてサポート材が剥がれやすいところを目安にしました。
私の場合ワッシャ一個とナット一個をXユニットとダクトホルダの間に挟んで丁度高さが合いました。

上記のオブジェクトのファイルはこちらにあります
(20141222朝8時までにダウンロードした方はダクト内部に突起オブジェクトが独立して残っていますので、選択して削除してください。現在のファイルは突起をなくしています。ファン固定の3ミリネジ穴はねじ込めば樹脂の壁にネジが切れて勝手に入っていくサイズにしてあります、前にもファンを付ける場合はダクト取り付け板をノズルのセンターに合わせてオフセットしてお使いください)
いまのところ良い感じで印刷できています、今後運用していき、数時間かかる大きなオブジェクトの時など、もうすこし冷却が必要であれば、もう一個反対側にも設置するつもりです。
ドライバソフトにはクールファンのオンオフ機能もあるので、基板を調べて対応しているか確認したいところです。(PRN3Dのコントロール基板の回路図を見たところエクストルーダーのファン制御の端子しか存在していないのとATmegaのIOで遊んでいる端子も見つからないので、現状このエクストルーダーのFAN端子にクールファンがおんぶしている今のまま行く感じの様子)

ちなみにこのダクト印刷はこんな感じでおこなっています、ラフトありサポート無しで印刷し、接着して作成しています。参考にファイルをここに置いておきます。印刷時ファン取り付けネジ穴が最初すこしフィラメント落ちするのが気になる人は、ここにもサポート入れてください1ミリ厚径5ミリのパイプを入れれば、フィラメント落ちをなくせると思います。私は面倒くさいのでそのまま落ちたのは取り除いて使っています。

あと確かに入り切り別にしたいですよね。エクストルーダーのFANにこれと照明LEDがオンブしているので、近いうちにスイッチ付けたいところです。