X軸ユニットを軽くして印刷時のガタを減らしたい。
2015年 04月 01日
PRN3DのX軸にある印刷ヘッドユニットは印刷ヘッドとエクストルーダー(樹脂フィラメントを送り込むモーターユニット)が同居していて秒速10㍉から80㍉くらいの速度で左右にストップアンドゴーを繰り返しながら印刷する
PRN3Dは印刷中プリンタ自体が揺れるし稼働音もおおきくX軸ユニットが素早く動きを反転する際などにベルトが軋むような音も聞こえる。その影響は特に小さいものを印刷すると、かなり粗が目立つことになるように感じるため小さくて精密なものは少しでもガタ(慣性力)を減らすために印刷速度を10m/sなどに極端に落として印刷するが、それで直径15ミリ位のスクリューはできても、直径6ミリのスクリューの綺麗印刷はまず無理なのが正直なところ。それに15ミリのスクリューは出来た後かなり磨かないといけない。
ところがtokoさんのところのBS-01では6㍉径のスクリューであってもバリ取りすら必要ないほどのクォリティで印刷できていいて、更にヘッドの移動速度も50mm/s程度かそれ以上の速度で印刷しているそうで印刷時間も短く早いにも関わらず印刷音も大変静かと伺った。
PRN3Dで移動するX軸ユニットに乗っかるものが上記画像のようなスッキリ感になればかなり軽量化が望めて良いことになるかもしれないと仲間と意見が一致した。
ということでPRN3DのX軸ユニットからエクストルーダーを外して印刷できるように改造してみることにした。
そのための下準備として、とりあえず内径2ミリのヨドフロンなるパイプ内径:-0.2~+0.5、肉厚の平均値:±0.13 を仲間と共同購入し今日届いた。ためしにNinjyaFlexというゴムのようなフィラメント(直径1.75㍉)をはめ込んでみたところ、購入したものではスルスル動くが果たしてX軸ユニットの左右の動きとZ軸の上下の動きにパイプが追従しつつ、この内径で無理なくフィラメントを送り込めるのだろうか?やってみないとわからない。
実際Makerフェアで見かけた様々な3Dプリンタでもエクストルーダーを外付にしている機種は多かったし稼動音も静かだった。
現状でも超困ってはいないのだが、すこしでも良くなれば嬉しいので、この改造に期待をかけたい。