トラタヌ 猫賊 ミニ
2005年 11月 15日
SICOH J7モーターを搭載した1号機となりました。このモーター3.5vのとき70mAで、9対60のギヤで、70mmスチレンプロップを回し静止推力が1.2g出せます、このことから、おおよそ、仕上がり重量は2gがベストだろうと見込み、機体に使う発泡スチロールを極力薄くして、構成してみました、途中少しでも軽くできないかと考え、翼に肉抜きを施しフィルムを張って見ましたが、先日お見せした、水平尾翼ですら肉抜き前0.09gから0.12gと恐ろしく重くなってしまいました。ほとんど糊の重量ですが、手間を考えると、これなら、何もしないのが、最も軽いという結論を得ました。また、スチロールを薄くすれば薄くするだけ軽くはなるのですが、強度が大幅に落ち、取り扱いに細心の注意を払わなければならず、がさつな私には不向きです、そこで厚みを変えた翼を何種類か切り出し、手で持って、ぶんぶん振って、折れが発生しない厚みで、製作を続けました。すべての部材が切り出せたところで、重量を測ってみると1.86g、このまま組み立てれば2gの目標はクリアできそうでしたが、胴体があまりに弱く、補強を入れねばなりません、そこで次に気になりだしたのが、接着剤の重量です、普段は酢酸ビニル系の接着剤しか使わないのですが、今回はスチロール用の低粘度瞬間接着剤を使いました。特に胴体部のカーボンによる補強では、低粘度の瞬間を使うことによって、大幅に軽量化できます。それでも、飛行テストしながら、いろいろ補強を施しているうちに最終仕上がり総重量は2.31gになってしまいました。かろうじて推力は総重量の50パーセント以上は確保してあるので、まあいけるだろうということで、さらに取り外し式のランディングギヤ(0.09g)もつくり、離陸もできるようにしてみました。早速外で飛ばしてみましたが、何とか微風に翻弄されながらも飛んでいます。翌日SSFCの飛行会に持ち込むと、さすがは体育館、大変飛ばしやすく、調整も進めることができました。離着陸、タッチアンドゴーもバッチリでき。大成功、めでたしめでたしニャリ
さて何に使おうか?