アングリーバードの解体
2016年 01月 20日
操縦システムは赤外線による2CH制御です、
この赤いしっぽ振りメカに1CH スプリングでセンターを保持して、ギヤダウンしたモーターの正逆転の力で左右に尾を振ります、推進兼方向制御の両方ができるスグレモノです。
曲がる時は尾を半分だけ振ると振られた側に機体が曲がっていきます。
もう1CHは受信機兼バラストの粘土を入れたゴンドラケースの前後移動
こちらはギヤダウンしたモーターの正逆回転で糸を絡めたプーリを回してゴンドラの前後左右の動きを作り出しています。
このアングリーちゃん ちょっとだけ残念なところがあって
受信機プログラムの1CHと2CHの判断が甘い部分があるため、尾を振るモーター制御の信号が重心位置移動に誤変換されたりして、結構な頻度で機体が前後に揺れまくったりします。
赤外線の到達距離は3mほどで、しっかり送信機を受光素子に向けていないと赤外線をロストしやすく、そのため8畳間程度の空間なら壁からの反射も手伝ってか操縦にストレスを感じないのですが広い体育館などでは赤外線信号ロストしまくりで操縦にとてもストレスを感じます。
短気な人ならアングリーな状態になるでしょう。
飛行船型オモチャとしては赤外線の到達距離以外はパーフェクトに良い出来なので実に勿体無い。
この赤外線受信機の変調周波数はは38Kでも56Kでもありませんでした。なので私の持っている赤外線チェッカーでは反応しません。珍しい
赤外線受光素子も見たことのない形状のタイプ 変調周波数気になるところですが、どのみち2,4gシステムにしてしまうので、調べません。
ちなみにこの画像にある、穴の空いたビニールはアングリーバードの尾っぽです、この穴は尾を振るときにいたづらに抵抗が増えないように開けてあります、また舵面をピンと貼らずに、わざと緩めに設定してあるところに開発者のこだわりを感じます。
電池はおおよそ200mA程度で保護回路は無いタイプです。ちなみに私の周りでは5機購入中2機が購入直後に充電不能でした、おそらくリポの自然劣化が原因かもしれません。今回は私はババを引きませんでした、初期不良大魔王の汚名返上か?
まあ細かいことは抜きにして、正逆のモーターコントロールができる2.4ghz受信機を用意して、赤外線受信機と入れ替える改造と修理をほどこせば到達距離と微妙な操作感の両方をあっさり獲得できます
RX43dあたりが使えそうです。さらに43d派生型車用か戦車用ならバッチリかもしれません。(モーターロック時の電流を測ってみないと解りませんが、たぶん大丈夫)
そうすればアングリーバードは広い体育館の中を思う存分、自在に飛びまわれることでしょう。
次回2月7日に行われる飛行会が楽しみです。
みなさんのアングリーバードの調子はどないでした?
改造記事はこちら
これなら、バッテリー死のはずれも生き返えらせられますし、バッテリーが交換式になれば、現地での充電も必要なくなりますね。
ただ、オリジナルのコントローラーにはオートで尾っぽをバタバタさせるスイッチがついていますが、Taranisでふしみさんのプログラム
を使えば、エレベーターあたりにこの機能を割り付けることができるのでしょうかねぇ
そして、手動のバタバタはラダーで、エルロンはオートのバタバタの時に方向を変えられるようになるとすごく良さそうですね
すみません、勝手な想像です。