3Dプリントで作るミニポンプと消防艇建造
2016年 04月 19日

放水は楽し

今夜は夜な夜なチマチマとパーツを設計印刷しては、設計を微調整して建造をジリジリと進めている消防艇用の6ミリモーターポンプを作りました。消防艇着手しはじめてから早一月近くかかっています。
出来るだけ後加工(ヤスリがけとか)しなくて、パーツがはめ合うように0.1ミリづつ増やしたり減らしたりしては、印刷して組んでいるので、なかなか進みませんが、パチっとハマるようになってくるとコレが楽しい

意味があるのか無いのか、とりあえずインペラ周りは半球状で成形してあります。
角張った水路と大して、性能は変わらないのですが、気持ちです。
チューブをそのまま上に引き出せるように水路を作ってあります。ココも直角で角度が急ですが

それほど性能(飛距離、消費電流)には影響ないようで、さらにチューブの曲がりグセで放水路が曲がるのが嫌なのと、頻繁に甲板を開け閉めするので、取り扱いし易さも狙ってこのレイアウトにしています。
ポンプははめ込みのみで組み立てておいて、船体に瞬間接着剤で点付け仮固定したところにボンドSUを塗りつけてあるだけなので、問題が起きた時はボンドを剥がせば、ポンプまるごとやインペラ、モーター交換が可能です。

今回放水口は瞬間接着剤の細口ノズルを使わず3Dプリントで作ってみました。
放水銃の形に合わせてテーパーの穴が開いているわけですが、案外うまくプリントできているようで
綺麗に放水できています。またこれにより、放水銃の仰角も多少可変できるようになりました。

極力真ん前に放水したいので(少しでも曲がっていると放水時に船がどんどん旋回するので)
放水銃の台を四角にして組むだけで極力放水銃がまっすぐ前に向くようにしてみました。
効果の程は池で検証してみないと解りませんが・・・ 目論見通り
放水時に船体がまっすぐ後ろに下がるようになれば的当て時の操縦の対処がしやすくなります。

こちらは何日前かに行った船体の漏水テスト 船体に120gのオモリを入れて、喫水深めで
2時間ほど放置して漏水具合を見ます。

3Dプリント積層の隙間からうっすら水が滲みました。2時間経過でこれですから、どんどん浸水するわけではないようです。今回ハル(船体)のプリント時の温度は210度とPLA設定にしては高温で、印刷肌が荒れても気にせず密着度優先でプリントしたのですが、わずかに密着度が及ばなかったようです。
これでも今までの中で一番漏水が少ない感じでプリントできてはいます。

しゃーないので何時ものように瞬間を船体内壁に塗り塗り、これで完全に水は止まりした。
あとはキャビンと甲板とコルトノズルを印刷すれば、基本パーツの印刷と設計は終わります。
何とか今週の土曜日までに、偽装なしでの進水は行いたい所です。

と、記事を書いている間にキャビンのプリントが終わりました。
他のことしている間に機械が作ってくれるってホントに便利です。

RGBフルカラーならもっとステキかもです。
池がデートスポットになるのも夢ではありません。

シャッター解放にしてLEDは屋根に付けて動き回って撮れば、いい雰囲気の写真になるかもです。

白濁させるために牛乳を混ぜると光りそうですが、また池の水を抜かれちゃいますね…カルピスなら健康にも良いんですが!