3Dプリンタで作るジェットポンプの失敗
2016年 05月 02日
なんたって、簡単に形状が作成できるんで、ちょいとしたものなら30分もあれば答えが出せます。
今回は小さなRCジェットスキ~(全長20センチ位)にはこんな形のポンプが向いているんじゃなかろか?と思ったのが始まりで、うまく行ったら、ついでにポンプジェットボート PBR31 Mk.II ピバーを作りたくいなんて思っていました。でも
ん~なんか思っていたのと違った。
トラタヌでは左下が一番 ドバーと水が出るはずで設計してみたのですが・・・

径6ミリのモーターを使ってストレート型のジェットポンプを作ろうとしたわけで
電流値的には8ミリのインペラをじかに水中で回して、3.8Vで500mA程度
パイプ内壁の太さは9ミリで隙間が0.5ミリということで作ってみたわけなのけれど。

実際には上の図の矢印のような噴流の流れになった。矢印の大きさは強さを表している
最終的にモーターの位置を移動しながら一番流れが強いところを探ると下の画像の位置に落ち着いたが

なんか少し逆流している。これなら

こっちの形状のポンプのほうがはるかに勢いが良いので、こちらにしたいけれど、収納場所がかさばる
少し逆流する時、吸入口をすこし絞ると、後ろへの噴流が良くなったので、水が逃げやすい構造にしないとイケないのかもしれない。当たり前のことかもしれないが、圧力が高いところから低いところへ、狭いところから広いところへと言う理解でも現実の圧力の分布が想像できないとイカンということは解った。

おもちゃのボートの水冷装置なんかだと、船底に僅かに(数ミリ)出した斜めにカットされた内径3ミリ程度の穴が空いたパイプを出しておくだけで、ある程度の船速になると、モーター冷却パイプの中を水が流れ
船の横に出ているパイプから水が勢いよく噴き出す。

今回の実験ではポンプを移動させなかったが、ダクテッドファンと同様に水中でポンプが少しでも移動し始めると、僅かな逆流はなくなってしまうのかにゃあ?やらんとわからんなあ。

放水ポンプから少し発展させたいだけなのに案外うまくいかないものですよね。私も空気ポンプで挫折中です。

作るの簡単だし。