簡単カーボンプロペラの作り方
2016年 05月 29日
Georgeさんが直径60ミリのカーボンプロペラの作り方を飛行会で公開してくれました。
現代のモーターと電池でありプロペラの回転数(6000rpm)以下程度、かつ飛行速度7m/s以下の領域であれば大体見ためプロペラらしく作れば、問題なく推力は出てくれます。ダメな時はダメなところを吟味して、そこに注意して作りなおすだけのこと。
ねじりより問題なのは左右の重量バランスで、振動が推力確保の一番の敵ですので、プロペラの左右バランスだけはテープを貼るか、ブレードを削り詰めるかして、振動対策をしっかり取って下さい。ここ大事です
参考までにプロペラの平面形を上げておきます、これはあくまで一例で、なんとなくそれらしい形であれば
大体いけます。もっとカーブが欲しいとか、細くとか太くとか、各人の好みや要求するものが違うと思うので
適当にいい加減にやれば大丈夫です。
動画では割愛していますが、ビデオでの成形後、さらにネジリなどを微調整したい時は出力を絞ったハンダコテを使って竹ひごを火で炙って曲げるような感じでブレード根本のねじり加減を調整可能です。
要はカーボンプレートは熱によって再変形できると言う点に注目して各人工夫すれば良いということなのです。
最後に出来上がったプロペラを前後左右、側面からよく見て、それらしいなあと感じれば大体は正解に近づいて飛行機に装着して飛んでしまえば、なんであれそれで正解です。
超低速で超軽量な世界はいい加減でもなんとかなりますので、
こまけーことを思考するより試行することを優先することが肝心です。(うん いいこと言ったニャ)
最後に重たいアイロンを持って、遠路撮影用デモ製作に来てくださったGeorgeさん、秘術公開お疲れ様でした有難うございます。
案外低い温度で柔らかくなってしまう事にビックリしました。
理論よりアイロンですね(としちゃんに対抗していいこと言ってみました)
0.3mmのカーボンシートが手に入ったので試作してみたんですが、まだ成功していません。
ダイヤ100mmにしたので、いろいろパラメータの見直しが必要そうです。
0.3mmにすると強度がでていいかなと思ったのですが、0.2mmで充分そうでした。
曲げるときに淵が割れやすく、曲げにくかったです。
内径1mmのプロペラ軸を入れたいのですが、どのような素材をしようされていますか。
私は熱収縮チューブ使って試してみたんですが、柔らかいので向いてなさそうです。
ちょうどいい素材が手に入りますでしょうか。