先日の飛行会用に急遽作った体験機 そのときはまだ名前は無かったのですが
誰でもかんたんに作れて飛ばせる かんたん かんたん かんたん U~~NN
「ねこたん」にゃあー
と頭に声というか電波が届きました。
若干改修することもあるでしょうから 「Nekotango ver1.01」と命名
先日行われた飛行会で見学に来られたラジコン初めての方3人ほどに操縦体験してもらいましたが問題なく離着陸させながら飛ばせるのと数え切れないくらい墜落や壁に激突しても壊れること無く機体が持ちこたえたので設計図を公開します。(体験された方、もしよかったらコメントで体験レポートプリーズ)
過去にラジコン飛行機飛ばして一回で大破玉砕してしまったトラウマをお持ちの方にもオススメですし
秋になって、なんかラジコン飛行機作りたーいとか始めたーいと思った自作好きな方、如何でしょうか?
安定して飛ぶので初めての方でも、お外で20M四方もあれば余裕で飛ばせますよん。
モード1使いの人がモード2の送信機で無調整の機体をいきなり操縦しても問題なく飛行できるくらい大丈夫、通常の2モーターおもちゃラジコン飛行機とは違う微妙な舵が効くホビーラジコンの操縦性を楽しむのも一興かと
PDFの方がいい人はこちらからダウンロードしてください。図面一部書き加えました 20170830 改訂一応A4で印刷して2倍コピーしてください。これは6ミリモーター2個で160リポ使用、受信機はDELTANG 34dを前提としているサイズです、重さの許容上限は22g程度 翼幅は35センチ程度になります。ちなみに写真の機体は全備重量18gで仕上げてあります。重くても許容範囲ないなら飛びますが、できれば20g以下を目指して工作してください。手持ちのパーツの都合で7ミリモーターで作るときは、A4でプリントしたものを2.5倍で拡大コピーしてください。その場合の重さ許容上限は30gくらいです。翼幅は41センチほどになるすもしラジコン慣れている方ならエレベーターをモーターやサーボを追加して制御すると小回りが効くようになりますが少しだけ早くなります。サーボは重心位置より前にマウントしてください。4ミリ径モーターアクチュエーターの時は機首を20ミリほど延長して、電池が入るスペースも20ミリほど前になるようにしてください。リンケージ(サーボホーンからエレベーターホーンを結ぶ機構)ロッドは0.5ミリのカーボンロッドで十分です、リンケージの中間位置でたわみ防止用の穴の空いたEPP片か薄い板を胴体に貼って、そこにカーボンロッドが通るようにしてたわみが少なくなるようにしましょう。ちなみになんでエレベーターを制御していないかは極力遅く飛ぶために軽くしたいのと、まったく初めての方向けに操縦系統をスロットルとエレベーターの2つだけのシンプルなものにしたいためです。2CHの操縦に慣れてからエレベーター制御を追加してエレベーターの操作を覚える順序で良いと思います。
必要な材料はEPP 3ミリ厚 30倍発泡 ともし軽量化を狙うなら2ミリ厚とか1ミリ厚とかも用意電池カバーを薄くすることで少しだけ軽量化出来ますし、厚み違いを買い物ついでに買っておくと超便利すよEPP シート などで検索すると何店か出てきます。よく使っているお店はここですこのお店以外にEPP シート などで検索すれば何店か他にもあります。
電池は160mAリポが標準ですが、50から~200mAくらいまでなら対応可能ですので160という数字に縛られずに、手持ちのやつで。もし買うなら小容量 リチウムポリマーバッテリーなどで検索すればショップが見つかります。海外で安く買いたければ例えばココとか国内だと下のショップとか
160リポならのんびり飛ばせば15分位飛行できます50リポならより160より、ゆっくり飛びますが飛行時間は5分ほどになるでしょう。
次にとっても大事なカーボンロッド 1ミリカーボンプレートあるいはカーボンスパー 3ミリ幅のもの カーボンの厚みは0.3ミリ厚が見つかればベストだが0.4ミリ厚でもOKこれも同様にカーボンスパーなどで検索すれば何店か取扱店がありますので探してみてください。結構店によって値段違いますよおそして超大事な6ミリモーター この機体に使ったのはこれです
6ミリモーターは3ミリの主翼に貼り付けたEPP短冊を支えにボンドGPクリヤーで軽く止めてテープで固定しています。これで問題ないのが超軽量な世界の良いところです、取り付け角はゼロゼロで5ミリくらい缶を前に出してください。
プロペラは45ミリ径のもので正逆ピッチのものをペアで内回りで回るように配置して使っています。試しに外回りを試してみるのも勉強になりますよん。今回使ったものはクアッドコプターのおもちゃのスペアプロペラですので、そんなの持ってないよな人は似たようなものを探すか2000円程度の150ミリ四方程度のサイズのおもちゃドローンなどを買うと良いですが、今時このサイズのトイドローンがなかなか見つかりません。そこで少し小さいですが例えば国内ならこれとかGoolRC 抗衝突 ミニドローン 2.4G 4CH 6軸ジャイロ マルチコプター クアッドコプター UFO ヘッドレスモード ワンキーリターン 3D宙返り機能付き アマゾン
海外ショップでも平気な人ならEachine E010 Mini 2.4G 4CH 6 Axis Headless Mode RC Quadcopter RTFで検索すると半額くらいで同じもの買えたりもします。
プロペラとモーターと電池と充電器に関しては個々に別の店で揃えるより安い小型おもちゃドローンをばらしたほうが安く付く場合があります、その分工夫が必要ですが。
それでも、まったく手持ちパーツがない人には特にオススメな方法ですです。
E010パーツを使う場合は飛行時間が7分程度になると思います。極力軽くなるように工作するほどゆっくり飛べます。
送信機はこれで決まり
DSM2形式の送信ができる送信機ならナンデモOKで
受信機は2g以下の軽量なものをでオススメはこれ
上記以外に43dという型番の受信機も使えます。
いずれの型番もツインモーター仕様の受信機は最初Steering Mixは 0%でエルロンステックを動かしてもモーターの差動が起こりませんので、それぞれの受信機の設定ビデオを見て Steering Mix %
をまずは操縦に慣れないうちは25%に設定してください。
操縦に慣れてきてから50%にすると良いでしょう
ここは忘れずに必ず設定してください。
これらの受信機は1ミリ間隔で行う半田づけの技術が要ります
配線は至ってシンプル、簡単でしょ!
実際の基板にあるFETとは基板上の部品配置が違いますが、
まあ基板見れば分かると思う
モーターの線を束ねるところは必ずはんだ付けしてください。
撚っただけでは、まともにモーター回りません。
モーターリード線の色は図と同じではありません。モーターの回る向きを
必ず確認してモーターの配線を決めてください。
ハンダゴテはコテ先が細くてキレイなもので
調温できるのがオススメです(最近は安いですし)
ちなみに私の設定温度は350度で使うこと多いです
(小手先細さが2ミリというやつでの話、熱容量を考慮すること)
糸ハンダは0.3か0.6ミリの銅入りハンダを
安物の無鉛ハンダとか使うとハンダ作業が一瞬で終わらずハマってグリグリしているうちに受信機やランドパターンを壊します。
小手先に糸ハンダをつけた際に直ぐに溶けて輝きが長く保てるものを
使うように心がけてください。
安物は溶けた際の輝きが一瞬で、その後表面が鈍く曇り
再度溶かす時になかなか溶けなかったりしますし、やり直しの際の掃除も大変です。
基本5秒以内にハンダ付け作業が終わるような工具選定と環境を作りましょう。
x微調整用に0.2ミリ厚みのアルミ板も入手してくださいカッターで3ミリ幅10ミリの長さに切り出して使います。ホムセンなどで売ってます、キッチン用アルミテープを使うのもありですその時は適度にEPPを曲げる量が保持できる面積を貼ってください。ほかにも真鍮線とか、要はエレベーターやフラップの角度を保持できればナンデモ良いのです。私のように貼りで手抜きせずに翼の中に仕込むのもカッコいいです。
接着剤はEPPとカーボンとアルミにはボンドGPクリヤーカーボンスパーやカーボンロッドの固定用には耐衝撃瞬間接着剤と瞬間接着剤硬化促進剤(スプレータイプが楽ですけど臭さが広がるので、液状タイプを綿棒につけて接着箇所に塗ってから瞬間を流すと言う方法もあります促進剤はセッターと呼ばれることもあります)があると簡単に組み立てられます。もしついでに瞬間接着剤用プライマーも買って接着箇所に塗るとより瞬間接着剤とEPPが強固に接着できるようになりますが必須ではないです。
尾翼の支え部分のように接着剤盛り上げて、促進剤で固めてしまいます。尾翼面の補強用1ミリカーボンロッドはボンドGPクリヤーで貼り付けています。
前車輪は室内であれば前車輪は0.5ミリ~0.7ミリ程度のワイヤーを曲げたソリがオススメですワイヤーの先端は丸めたままだとバスケットネットとかに引っかかるとやっかいなことになるので丸い空間を瞬間接着剤で埋めています。
この方法は滑走する場所が床であれば車輪だと転がりすぎて止まらないのを防ぎ前だけソリだと着陸時にいい具合にブレーキが掛かり着陸距離を短く出来ます。さらに離陸時には問題なく機体を加速することができます。外専用の機体なら前も車輪が良いです差し替えられるような工夫をしておくのもいいです。後ろの車輪はもし持っていれば極力軽いものを使ってください。(2個合わせて1g以下のものを)
手持ちなければEPPとパイプを瞬間で固定して車輪を作るのが軽くて良いです。この機体を体育館内で飛ばすときは、フラップを少し下げると飛行速度が落ちて良いでしょう私の場合は20度くらい下げて丁度良かったです。外でフラップを使うと風に煽られたさいに浮きすぎて操縦しにくくなりますので、適宜好みに調整してください。ここまで読んで、結構買い物多そうだなあと思った、そこの貴方そんな貴方にはこれがたぶんオススメなんでたぶんかは買ってないから、ブログ書く時に偶然アマゾンでラジコン飛行機で検索で見つけたので貼ってみました、もしかしたら一等賞に楽というか自作する意味が無くなるかもしれない(笑)もし舵が微妙に効くようだったら、大変美味しいと思います。もう一声安いのはとおっしゃるのなら室内か曇天あるいは夜しか飛ばせませんが(テレビリモコンと同じ赤外線で操縦するので)、これが良いです
こちらのはさんざん部品取りに使った機体なのでオススメできます。そのままでも、よく飛びますしこのメカを使うときは図面をA4でプリントしたものを1.3倍して、EPPの厚みは2ミリで製作してください。その際カーボン類は0.8ミリ径のロッドだけを使って剛性を確保してください。とにかく軽く作らないと小さくて早く飛ぶのであんまおもしろくない可能性高くなります。そうそう今の機体についている後部車輪はこの玩具の車輪をつかっているのですよ。凄く軽くて良いのです。
なにか質問があれば、補足していきますので、コメントよろしくお願いします・追記図面内に主翼中央カンザシGAGEなるものがありますが、これは0.5ミリプラバンや0.6ミリ航空ベニヤなどで作ってください。カンザシってのは左右の主翼をつなぐ部材をそう呼びます主翼補強用のカーボンスパーをこのカンザシで接合します。接合後主翼の前縁を貼ると良いでしょう。
追記プロペラはアマゾンなどでドローン スペアプロペラなどで検索するとこんなのが そのままでも行けそうですが、モーターが熱くなるときはこれを45ミリから40ミリくらいにカットして使うとイイかもしれません
コネクタですが、この飛行機には1.25ミリピッチのものがオススメですなんだかんで言葉をいろいろ変えてAmazonで検索すると大抵はあるようです便利だなあ
ちなみにインドアプレーンワールドで扱っているJST1.5ミリピッチのコネクタが付いたリチウムポリマー電池は一般のホビー用PICOコネクタタイプ(JST 1.25ミリピッチ)の電池とはコネクタ部分の極性が逆で力を込めると1.25ミリピッチのメスコネクタに刺さるので気をつけてください(逆接すると受信機から煙が立ち上ります、受信機を売っているオーナーが喜びます)。世界的には小型ホビー系は1.25ミリピッチのものが多く対応の充電器も多種多様にあるので、沢山これからも自作機体作る場合は1.5ミリピッチのコネクタ部を切り離して1.25ミリタイプにしておくと安心です。あとオモチャやホビーのラジコンから剥いできたコネクタはたまにリード線赤がマイナスだったり配置が逆だったりすることもママあるので、必ずテスターで極性を確認して使いましょう。飛行会でも9割強がこの配置のコネクタ使っています。
この画像で上がマイナス 下がプラスになります。コネクタがなく、タブが出ているだけの素のリポ電池はたいてい上記画像と同様に上下に折り目の谷が見える状態で上がマイナス下がプラスとなります。(例外を見たことがない)このコネクタで賄えるのは通過電流量的に大体160mAの容量の電池までです。200mA以上の電池が必要になる機体にはワンサイズ上のコネクタの使わないとせっかくの電池の性能を引き出せなくなりますが、その話はまた別の機会に。
さて忘れてました充電器はこれが一番オススメ この趣味にはまるなら持っていて間違い無しいろんな小型ラジコンのリポ電池に対応していますし電池コネクタ逆接続しても教えてくれます(煙でない)この充電器に関する記事はこちら2年以上イベントで使い倒していますが、未だ健在す2017 9月10日追加より簡単に作れる方法を紹介しています。