#ZORTRAX M200フィラメント詰まり解消

Zortrax M200のフィラメントづまり解消しました。復旧作業のほとんどはヒーターと温度センサをアルミブロックから外すためのバラシ作業でした。
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ヒーターおよびセンサをアルミブロックに止めている2ミリ径ネジの6角穴のボルトがだめになったため、2ミリボルトの除去を試みました。もうすこしネジ径があれば、逆ネジや逆ネジタップでなんとかなったかもしれませんが、2ミリ用はみつからなかったなあ3ミリからなら安価にあるんだけど逆ネジやタップ、ってことでとにかくボルトの破壊!
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切削油をつけて2ミリドリルでボルトを切削していきます柔らかいのでアッサリ切削できました(笑)
ただボルトをすべて無くすくらい彫り込んでも、センサもヒーターもびくともしません。
あれをやるしかないのか 
他のやりかた思いつかないし、やむなし
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アルミブロック側面から、金鋸とリューターを使い、センサーとヒーターを止めていた箇所をすべて取りの除きました。
その処置後にヒーターはそれでアッサリ外れましたが温度センサーが外れません、ヒーターは替えがいくらでも安く手に入りますが、温度センサは同等品を見つけるのが大変そうです、コントロールソフトが専用ソフトなので、ちがう温度センサ(サーミスタ)を使った時の温度キャリブレーションもままなりません、なんとしてでも無事にセンサーを引き出す必要があります、ってことでさらにセンサー周りをギリ削り込みながらで格闘していたら渋いながらもなんとかセンサーを抜き出すことに成功!
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その後センサーが入っていた穴をドリルでさらい、センサーカバーをサンドペーパーで磨いたりすることでセンサーのスムーズな出し入れが可能となりました、いやあ遊び無さすぎでしょうセンサー径とセンサーホール、これマトモにボルトが外れていてもセンサーの抜き外しは確実に苦労したでしょうね。で今まで2ミリだった止め用のボルトを3ミリに変更しました。この辺はPRN3Dでさんざんいじって来た場所なのでメーカー品でも不安なく破壊しつつ再構成することができました。
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センサーとヒーターは5ピンのコネクタで引き出されています。上の画像はすでにコネクタの根本の折損防止と思われるゴム状のシーリング材を除去したあとなのですが、このあたりの処理が丁寧で好感が持てます。再組み立て後に私はボンドSUを塗りつけておきました。このパーツは印刷ヘッドに付いており印刷中は振動にさらされるので線の引き出し部の強度変化を緩やかにしておくのはとても大切大切
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で謎なのが、ヒーター2本センサー2本の配線なのですが何故か5本目が存在します、それはセンサーコードのメッシュに巻かれた単線、これはなんの線なんでしょ、万が一センサーコードが熱で駄目になったときに短絡して教えてくれる線でしょうか?それともなんかノイズ防止。判らない、きっとその道のプロの人がみたら判るのかもしれません、ちなみにPRN3Dとか他の触ったプリンタの温度センサでこのような処理をしてあるのは見たことがありません。(まあ2台だけだけど)
もし分かる人いたらコメントよろですー
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ノズル清掃はアセトンに一晩つけ置きました、ABSしか使っていないので、ノズル内やバレル内に残留したり焦げ付いて

いたABSがそれはもうもうドロドロになっていてブロアーで吹くと綺麗に除去出来ました。
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無色透明だったアセトンが一晩でこのとおり濁っています。
さてと復旧第一弾の印刷は
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子供が遊ぶコリントゲームの回転板です、コリントゲームってのはパチンコの原型になった遊びだそうです
子供向けにベニヤ板に適当に釘打ってビー玉を転がして遊ぶのですが、ある子から回るのがついていないと指摘を受けたので適当にペットボトルのキャップとペットボトルで羽とかで作ろうかなと思ったのですが、ドヤりたくて3Dプリントで作ってみました。問題なく印刷できているようでひと安心。
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そういえば、このベースボードはなぜ塗料が塗ってあるところと塗ってないところがあると思います?
それは
3Dプリンタの初期設定でめんどくさいと言われるヘッドの高さ調整(よくある名刺一枚とかの隙間設定)を簡単にするものでしたと言うか自動化するためのものだったのです!
印刷時の初期動作を見ていると、どうやら真鍮製のヘッドに通電させておいてヘッドがそろそろと降りてきてベースの板に触れると停止、その後垂直リフトのバックを僅かに行い、さらに別の場所の通電場所に移動してヘッドの接触をたしかめてボードとプリンタヘッドの適正なクリアランスを出していました。賢いなあー
ただノズルにはたいてい溶けたフィラメントがちょろっと染み出していたり絡まったりしているので、たまにエラーも起こしそうな(実際には経験はないんですけど)ってことで、このキャリブレーション時は席を離れずに見守って、お漏らしフィラメントの掃除をマメに行ってあげたほうが良さそうです。まあそんなことしないでも1年まるごとほぼノーメンテできたわけですけど。たぶん最新型はもっと便利になってそうだなあ。
電子レンジの簡単な使用感に近いような感じ?

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by mayoneko | 2018-06-15 16:06 | PRN3Dプリンタ | Comments(0)

飛ぶって、楽しいニャー


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