世の中、室内飛行でも表面ツルピカクォリティのスケール機がのんびり飛び回っているようです。

こちらのブログで紹介されている動画群などはまさにその世界。
それを再現するには、とにかく軽くて表面がキレイな材料が必要になってきます。
ってそんなモノあったっけ?と押入れを探していたら、たぶんそれらの機体材料と思わしきものが名刺付きで
出てきましたよっと。Durobatics でゆろばちくす ダウロバチックス?
当時入手後計量して、少し遊んで墜落するとバリバリに割れるので、そっとしまっておりました。そして忘れた・・・
で当時の計量データもどこにいったか忘れたので、再計量
計量方法は1dm2 10センチ四方で厚みは0.6ミリくらいから1ミリくらいの各素材ごとの重量を計ります。スチレンボード 1.04g
Duprovatics 0.39g
発泡スチロール30倍発泡 0.22g
EPP 30倍 0.19g
発泡スチロール45倍 発泡 0.10g
ダイソーボード0.8カット 0.50g
実際の機体に使った感想としては
EPPぶつかっても平気、機体保管も気を使わない、軽さもダントツはEPP そのかわり少し表面がブツブツ、あと剛性が足りないので、翼にはカーボンなどの補強が必須となる。総重量目安 10gから200g程度
Duprovatics ぶつかるとバリバリ割れる、一度折れてしまうと癖がついて数回折れると割れるというか折損って感じ
そのため機体保管もEPPみたいに押し込めないので多少気をつかう、その分剛性は高いので補強を少なく出来る。
軽さはそこそこでスチレンボードの半分以下で表面が一番キレイなので塗装のしがいがある。
総重量目安 5gから200g程度
発泡スチロール45倍 これはぶつかっても、そこそこ平気、軽さは圧倒的、機体保管は普通、表面はEPPと同程度のぶつぶつだけど、磨ける。補強はなにせ軽いので、作り方によっては厚みを増すだけで対応可能。発泡30倍だと少し粒が密になるので少し重くなるが、もっとも汎用性が高い。ただし表面はあくまで発泡スチロール
総重量目安 1gから200g程度
スチレンボード 入手性最高、1度折れてしまうとその部分が疲労破断しやすいのはDuprovaticsと同じ。表面も同等にキレイ
機体保管 あまり気を使わなくて済む。剛性は高い。
総重量目安 12gから500g程度
下記リンク記事ではダイソーのスチレンボードを0.6ミリにニクロム線などで薄く加工すればDuprovaticsと同等の重さになるということなので、わざわざ海外から買わなくてもダイソーのを裂けばイケそうなのが素敵
今回測定したDurobaticsは下記リンクにある記事を読んで速攻入手して、
あっこれ俺の目的には使えないなと思って放置しておりました。
たしかデプロンを半分に割いて片面だけを使用する材料です。13年近く押し入れに寝かしていた年代物です。
あれから10数年 モーターは進化し電池も進化
人の欲求は果てしなく室内でゆっくり飛ぶのは当たり前になった今
人はさらなるキレイでスケール感のある機体を求める
ああ、はてしなき人類の進歩と調和っ
そして私の髪の毛はすっかり退化
当時のDurobatics関連唯一の日本語記事はこちら。
細かくは
各材料ごとに入手性もちがい、工法もペパクラ工法が向いているもの、無垢から削りだすものが向いているもの、ゴミが散らかりやすいもの、接着のしやすさ、形にするための設備が必要なもの、即興のデフォルメ機体製作に向いている材料など
これが一番という材料は各人の趣向にあったもので選択ということになるのですが。
空飛ぶプラモデル的なものを目指すとしたら、Duprovatics ではないかと。
老婆心で言うと、もしラジコン飛行機初めてな人だと操縦技術や自作機体製作、及び調整に慣れてからでないと
Duprovatics機で壁ドンするとキレイな機体がボッキリとかグシャッと潰れるのは確実で、
そうとうやる気があってもキレイな時間を掛けた機体が破損しまくりで
確実に飛ぶ方法を掴む前に心がめげるかもしれないので
基本試作段階ではEPPや発泡スチロールで作って安定飛行するパラメータを見極めてから作った方が
無難かもしれません。がアプローチのやり方は人それぞれで好きなようにやるのが一番だと思うにゃ
歳を取ると余計なことを言ってしまうニャア
もし
もっと良い人工材料があると言うのを知っていたら是非教えてくださいニャ。(天然素材は除く)
マジ探しています。
とりあえず検索で出てきた販売しているところはこちら。
RC groopsのスレッドはこちら
次回飛行会は12月16日 だれでも遊びに来れますよー