状況は紅白歌合戦の舞台で同じ柄の折り鶴機体を3機同時手投げ発航で同時着陸
機体の発航はKis-My-Ft2の精鋭3名が3方向違いの手投げ、メンバーの模型飛行機の経験はなし。
実は模型飛行機遊びをしたことない人にとって機体の投げって実はとても難しい
急遽制作した投げ訓初等練用機体がコレ 「鶴さん」 略してT3
手投げ発航時に投げが弱いと即落ち、強すぎると飛び去ってしまう。角度が浅くてもだめ深くてもだめ。手をひねっって投げると機体がスピンしますが
適した投げをすると一旦前に投げた機体が手元にバックして戻り再び手で簡単にキャッチできます。適した投げのときだけ手に戻る機体T3
余ったEPP部材で寸法も図らず適当に即興で作った機体だが投げの練習にドンピタの機体が出来上がって幸先よしっ

それでは、ここから私的にもっとも長く感じた12月の軌跡をば
本番26日前 株式会社ロームにてスタッフ顔合わせと打ち合わせ、新横浜社屋玄関ホールで折り鶴の飛行をNHK製作へ披露
本番19日前 空っぽのNHKホールでの試験飛行
本番16日前 振り付け師との機体説明打ち合わせ
本番13日前 舞台が機材で半分埋まっている中、NHKホール客席を利用しての振り付け師と実際に飛行させての打ち合わせ。
本番9日前 天井の高いリハ室を使いKis-My-Ft2への手投げレクチャーと振り付け練習で飛行開始タイミングと下ろすタイミングを練習。
ここから一週間リハ室で撮影した動画を共有してのパイロット達のイメトレとリアルフライトでの操縦練習
本番2日前 未完成なステージでフルメンバー初リハを約1分1回
本番8時間前にすべての環境が整った状態でリハーサルも約1分1回
本番では操縦者3人は発航場所から25Mほど離れた観客席最前列で待機
機体は開演10分ほど前に舞台袖に待機する和服衣装の踊り子さんに渡しました。
私達操縦者は電池は渡す時点で受信機に接続し動作確認後、舞台から客席最前列に降ります
機体はスタッフでごった返す舞台袖にあり、どうなっているかは飛ぶ寸前までわかりません。
前のステージが終わり片付けと同時に舞台が暗い中で次の開演の準備が整えられていきます。
機体無事だろうなあ、無事であってくれなーと思っているところで
スポットライトが主役にあたり曲が始まると同時に
一週間のイメトレで散々聞いた曲と飛行手順が頭のなかでスタートします。
「あなたー あなたーに♪」で羽ばたきスタート よし各機体は各演者に間違いなく届いてるし羽ばたきも操舵もok
会いにゆーくー の くで発航 さーどんな姿勢で飛び出すか?の
「よしっ」

流石精鋭アイドル、僅かな練習量なのに完璧な投げ、もうあとは恐ろしく長く感じる58秒を飛ばし尽くすのみ
すごーい超おもしろい、丘みどり様の「紙の鶴」生歌を正面に聞きながらのノリノリの操縦は最高に超楽しー♪