大気分転換 飛鳥旅行
2008年 07月 02日
所長パワー頼みで連日大雨の天気予報にもかかわらず、ほとんど雨に降られることなく
4日かけて徒歩とバスで閑散とした飛鳥と空いた奈良をネット断ちして
のったり巡っておりやした。
8年前に発掘されたばかり亀型遺跡の謎について、ゆっくりその地に立って妄想することができ大満足、レンタサイクルも良いけど徒歩巡りの方がより妄想が緻密になることも発見。
朝一訪問のおかげで15分ほど私の家族以外、他の観光客無しの貸し切り状態法隆寺
贅沢すぎる!
ゴォーーン ジャリッ ゴーン ジャリッと
開帳の鐘の音が静かに響く中、境内の掃き清め整えられた砂利の文様を
この日最初におそるおそる踏みしめ、
鐘の音に耳を預けつつ 見上げた五重の塔の美しさにしばし思考停止
正気に戻ったあと子供向けに解説を加えながら境内を巡っていても、
聖徳太子はんもここから5重の塔をうっとり眺めたのか知らん・・・
などとたまに妄想に入ってしまう困ったお父さんを演じつつ
背中越しにドヤドやガヤガヤと通りすぎる隣の友達と喋るのに忙しくて塔を見る暇もない
微笑ましい中学生の集団に目を細めて
私も中学のときに訪れた時はこの塔の素晴らしさがさっぱり解らんかったなー
今このとき、ここに来られて良かった
超素晴らしい!
又 年を重ねてから再度訪れみたいものです。
近年まれに見る 良い家族旅行だったニャー
ちょっとオマケ
あとこの時期の鹿角ってとても温かいって知ってました?鹿せんべいをお布施に握ってみてその熱さにびっくり血が巡っている感じがひしひし伝わっていきます、子供の言うことによるとこのあと皮がむけて固い角が出てくるそうなイタリアで生まれたユニコーンみたいな鹿もそうなのかしらん。
中学の修学旅行の定番でしたね。あの年頃では、奈良とか京都の素晴らしさは分かりませんが、大人になり歳を重ねることで、良さが分かるようになるんですね。
あれ?子供さん達、学校は?
子供の学校は火曜日が市政記念日でお休みなので
ちょうど土日と繋がって良いタイミングでした。
やはり、ある程度の年齢にならないと楽しめない気がしますが、引率者にもよってかわるかも。過去に思いを馳せて佇んじゃうとしちゃんなら、お子さんにとって良い引率者だったのではと想像します。
オンシーズンの観光地は気候などの環境は良いのでしょうが、オフシーズンのひっそりとした感じや、空いていてゆっくり出来るのは捨てがたいですよね。
子供達が喜んだのは飛鳥の田んぼにたくさんカブトエビや豊年エビが沸いていてそれを手づかみで取って遊んだことが良かったようです私もカブトエビを捕まえたのは生まれて初めてでしたが私の育った田舎では居らず図鑑でずっと憧れていたので嬉しかった♪インディジョーンズごっこと称して 石舞台の中になにか秘密のボタンや今まで千年以上誰も気づかなかった文様が秘められいるかもしれないと水を向けて探索したのも面白かったようです、最近の漫画では南の朱雀とか西の青龍など、いろいろ似たような名前のキャラクターが使われているので子供でも馴染みやすいようですね。
30年ほど前に、大阪の枚方市に6年間住んでいた時、田んぼの中に建っているようなアパート住まいだったので、そのとき初めてカブトエビやほうねんエビを知りました。もちろん子供たちは大喜びして捕まえていました。農薬などにも負けず、いまでも飛鳥あたりには生存しているのですね。
「未発見の何かが在るかもしれない」は良いですね。嘘ではないし。田んぼ遊びも含めて、旅行にはそういうゆとりが欲しいです。気に入った場所があればそこで楽しむのは、予定の名所見学を削る価値があると思います。