はじめてのタナゴ釣り
2009年 03月 17日

私が子供の頃ボロボロになるまで読んだ大好きな釣り辞典 その中にある魅力的な魚や釣法は今日まで大体こなしてきたが なぜか唯一タナゴ釣り 道具から何から全てがミニミニな釣りの世界。当然ちっちゃいモン好きの血がおおいに騒いだにもかかわらず、残念ながら子供の頃住んでいた地域では生息しておらず、いつかは絶対に釣るぞーと心に決めて道具立てやら釣法やらだけしつこく読み返し、 早37年
なぜか この日行かねばいつ行くって てな感じでピンときたので
思い立ったが吉日 朝5時に起きて 高速を2時間走り北浦へ
だが北浦は広かった、事前の下調べで衛星写真とさまざまなネット情報を頼りに朝の8時からしらみつぶしにポイントと思われる場所を当たっていたがアタリの一つもないしキラッと魚影も見えない、今日は20°超える暖かさのはずだが北浦は風が強く結構寒い、こりゃあ渋いなーと思いつつ、 今度の場所で駄目だったら 北浦で有名なタナゴ釣具屋さんに寄って情報やら餌やら集めてみようと思いつつ10時頃たどり着いた船着き場で釣り始めると、

話しながらも流れるようにタナゴ釣り座を仕立てていくのを見て、
この人できる!と見込んで、ここは一つ名人芸を盗むことにして
「ちょと脇で見ていていいですか?タナゴ釣り初めてなんで」「いいよー」
でタナゴ釣り独特の釣法を解説つきでみせて貰いつつ、ポツリポツリと話していると。
その釣り師なんと今日これから行く予定の釣具屋の店主。(今日はは定休日だったのかあ!)
奇遇だなあと思いつつ手際の良い釣りを見ていたが 強風のため水面が揺らぎ
濁った水面下の小さなウキの微妙で小さな動きがつかめない
うーんやはり名人でも渋い状況なのかと思っていると
「今日はここ駄目だ 風が当たりだしてアタリよく見えないから風裏の場所行くけど一緒に行きます?」
「えっ そりゃもう喜こんで、是非お願いします」
「あんた ラッキーだよ」 「ですね」(笑)
で案内された細(小さい用水路)が流れる土手はちっこい魚がわずかな水たまりにも、
たくさん居る、それが見れただけでも嬉しいし、いかにも釣れそうな場所で
実際ラッキーな事に一投目から私の竿にちっちゃなタナゴがかかった
超嬉しい うひょひょ♪(トップ画像が記念すべき人生初の釣ったタナゴ 体長およそ30㎜)

流石 タナゴ釣りが好きで湖畔に店を構えたらしい筋金入りの釣りキチが案内してくれた
場所だけのことはある。ありがたやありがたやで 細くて小さな用水路にもかかわらず
魚影は明らかに濃く他の魚も次々に掛かる クチボソ ブルーギル モツゴ などのほかに
違う種類のタナゴもごくたまにかかるので気が抜けない

全体漁獲量の9割はクチボソだがそれだって私にとっては十分楽しい。
飽きない間隔で3センチくらいのサイズがポンポン釣れ、たまに9センチくらいの大クチボソ(笑)も かかる。

日がな一日 土手にマットをひいてあぐらをかいて
時折ヒバリや演習中のT4の機動を眺めつつ(百里基地が近くときおりハデな機動も見物できてラッキー)
37年近く憧れていたタナゴ釣りを たーっぷり のーんびり 堪能した。
釣りはええなー ほんとに

特に最後の一投と決めた打ち込みに狙い通りのタナゴが釣れパーフェクトな気分で納竿することが出来た。
遊んでいただいたお魚さんは川に帰した。
思い立ったが吉日 は本当に吉日だった。
こんど思い立ったときには子供も連れて来たいと思う。

夕方
家に帰ると 手作りのカシスチョコレートケーキの上に5本の長いろうそくとマカロンがのって待っていた
(四捨五入すると確かに5本必要だ)
もうそういったお年頃にさしかかりつつあるのだニャー



お誕生日おめでとうございました。


僕も四捨五入では50なんだけどね。
タナゴかー。息子たちが子供の頃は、裏の排水路にもいましたね。
そこが、コンクリートで整備されてからは、いなくなってしまいました。非常に弱く、綺麗な魚なので、リリースは正解ですね。

クチボソ、懐かしい!。子供の頃、よく釣りにいきました。釣具店のご主人との出会いは幸運でしたね。



というありがたい誕生日特典でした。一人で自由にうろつくのも良いモンですね。



飛行会と同じでネットで悶々しているより、現場に行って見るのがやはり一番ですね。タナゴ釣りの言葉や写真に撮せない部分をたくさん吸収することが出来ました。他にも何人かの釣り人と話しましたが、貴重な話ばかり聞けて楽しかったです。