ヨンbit 0101
2009年 07月 06日
ある程度根っこから教えるにはと考えて(演算して)
実行した(行動という形で出力してみた)。
コンピュータの専門家ではないので笑われるような超いいかげんな教え方だが、一般的な入力 演算 出力 の概念とそれを実現するための、やり方のいくつかたを、向こうが知りたがる範囲で口頭と手書きの図とおはじきで説明して、ノートに記録させて教えた。その後パソコンでいつのまにか検索を覚えて何をやっているかと思えば、面白そうなオンラインゲームばかり遊んでいたのでコンピュータの構造や原理にはもう興味がないと思っていた。ところが最近さらに知りたくなったようで、もっと教えてと言うことになった。(父ちゃん嬉しい)
さて次はとギヤを組んで計算機を作ったり、簡単な論理回路をICで作るのも面白いと思ったが、
そんな時間も無いし、ギヤ式はタイガー計算機でざっと説明して手抜きしてすっ飛ばしておいて
なんか簡単なマイコンないかなあと探してみると。なんと
4bitマイコンが本付きで2500円で売られているではあーりませんか!
2500円 なんじゃそりゃー
おいらがTK-80やLkitー8、はては雲のかなたのPET2001(APPLEⅡ忘れてた)がどんなに欲しくても手に入らずに、毎日学校帰りパーツショップに入り浸ってTK80デモ機に薄い頃の I O誌のサンプルプログラムを友達と打ち込んで遊んでいた頃と比べると あー比べるのもむなしくなってくるるが、あー歳とったなあ。
と横道にそれたが、まさに学習目的にピッタリ沿った物だったので迷わずポチした。
このマイコンキットGMC-4は大人の科学マガジン24号の付録
マイコンの歴史も載っていて、とても懐かしく読めた。
さて、うちの子といえばキット組み立てて、しばらくはポチポチ ピッ ピッ ピカピカしていたが、
お気に入りのアバターが動き回るわけでもなく、敵機を撃墜したり、ドラゴンを退治できるわけでもないので、すぐに飽きたご様子。
だよなあ というか いまどき ですよねー(笑)
でも根っこを知って考えることは楽しい
と言うことを何とか伝えたいと思っている今日この頃だニャア
41名を6班に分けて、実習するのですが、その時は「クラスの数学の平均点を出せ}というものでした。
ずぶの素人が先生に教えてもらいながら、プログラムするのですが、
当然パンチカード?って言いましたっけ、紙に穴の空いた奴。
さっぱり理解できず、おまけにそろばんの達人がいて、そいつに言わせれば、「クラス全員の点数を読み上げてくれれば、読み終わったとたんに答えが出る」。なんで、こんなに難しいことをしなくちゃならんのか!
と言ってるほど難解でしたね。
としちゃんは、高校の時から、そんな勉強してたんですね。少しの年代差でこうもちがうとは!
今のPCはそんな「難しい理論も知らなくても使えるんだから、便利になったものですね。
でも、子供は理論勉強した方がいいと思いますよ。
私の場合 学校の授業はほとんど聞いていなかったので、電算室実習では野末さんのいうようにクラスの平均点出したりのお決まりの実習で、聞いてないし、目的がおもろくないしで 、私はもっぱらまじめに出来る奴のカードを借りて、名前の部分だけカード入れ替えて、読み込ませて結果だして提出していました。当時県下で一番大きい電算実習施設でも、たかだか40人ぐらいの成績分布出すプログラム走らせて、プリントアウトするのに、80人ぐらいの生徒で押しかけてると、プログラム読み込ませてから出力までに2時間くらい待たされました。で出力一歩手前の処理進行状況モニタ画面での時点でエラーだと、修正して読み込ませて再度2時間後に結果待ちだったりして。今に比べればおそろしくのんびりしていましたね。
PETやアップルⅡだったら今何が買えるんだろう?
でもTK-80のROMをコピーして自作した、Z80機で、ハンドアセンブルしたおかげで、ちょっとはPICにも使えて幸せ、
でもフォートランはわからんかったですね~~紙の無駄
本当はトランジスタで組んでとか、実習した方が良いとは思うんですが、私の知識がかなりはしょったダイジェスト版のつぎはぎだらけで教えるための再勉強がしんどくて、1チップマイコンに走ってしまいました。ほんとはどうやって入力できるのかとか、それをどうやってどこに貯めて、それをどう移動させるとかの約束事を回路的にどう取り決めておくのとか、 そのあたりは力及ばずです。
気分的には現代で過去の自分がアップル2を買う位でと気合いを入れた状態で考えると通常出回っている組み立てパソコンで一番お金をかけても、そこまでの価格はならないような気がしますね。
そういえばパンチカードで作った紙飛行機は余り飛ばない上に、
先生に見つかって偉い怒られたなー
せん孔紙テープは科学特捜隊な気分に浸れて楽しかったですよフフ
『CPUの創り方』に沿って作ったTD4、6月の飛行会にもって行き何人かの人に見てもらいました。配線数がものすごくて完動するまで大変でしたが、CPUの原理がだいぶ理解できました。久しぶりにTK-80に会った時と同じ感動を受けました。ほとんどのレジスタ表示やプログラム・カウンタ表示につけた赤やグリーンのLEDが『ラーメンタイマー(3分計)プログラム』によりピカピカと飛行機工作室でにぎやかに光っております。
私も持ってます、あのCPUのアドレス空間を256まで広げて独自の命令を作ってと、一時トラタヌしましたが、いまだ現物はありません。
TD4を回路シミュレータのCircuitMakerでも作りました(メモリーはPROMに置き換え)ので、素子数が50個以内に入れば、アドレス空間8ビット256バイトにも、いつか挑戦してみたいと思っております。